2016年06月28日

古時計の出処

    何処から集まるのか


 
SANY1940.JPG
 古時計愛好家にとって、その時計が何処から出て来るものなのか、知りたいと思っている人も多いと聞くが、その疑問はもっともな事。
 自分が買い求めている古時計がどの様に市場に出て来るのか、それはそれで知りたいと、そんな訳で少し裏側を紹介しよう。
 古時計の市場に出るルートは2つ、一つは業者さんが仕入れてくる場合、もう一つは古時計愛好家から出てくる場合である。
 はじめのルートは一般的なもので、業者間の取引から市場に出て来るが、これがルートの殆どと言って良いもの。
 普段、愛好家が骨董屋さんから買い入れる時はこのルート、勿論蚤の市での買い求めもこのルートから来るものである。
 SANY8578.JPG全国で古物市場が開催され、そこに出品された古時計が愛好家の手に入るもので、骨董市で業者さんが求めて来るのだ。
 幾ら業者でも自分一人で買いだして来て、それを市場に売り出す事は不可能、当然古物市場で手に入れるのが普通である。
 そしてもう一つが愛好家からのもの、これは稀であるが、保存協会の会員さんが古時計を手放す場合もあり、そこから買う場合もある。
 実際に私が会員さんから頼まれて、今まで蒐集してきた古時計をオークションにかけた事があり、一番多かったのが350台であった。
 これはある会員さんが亡くなり、遺族の方からの依頼でオークションにかけたが、この様な事も二度や三度ではない。
 ただこの場合は余程信頼して貰わないと、後でトラブルの原因となる事も、個人で大量の古時計を処分する事は難しい。SANY8582.JPG
 今の時代ネットでの販売もあるが、これは時間と手間が掛かり、ましてや台数が多い場合は大変なことになるのだ。
 包装して郵送するのだが、数台であれば簡単であり、誰でも行えるが台数が多いとそんな訳には行かず、苦労するだけである。
 ただ価格の問題が必ず発生するもので、大量の古時計が出品されると、良いものは早く落札されるが、普通のものは残ってしまうのだ。
 誰しも何時でも手に入るような古時計は手を出さず、結果的に売れないことになり、処分する事が出来ない。
 無理して販売すれば価格も安くなり、遺族との揉め事に発展する事になり兼ねないので、そこが一番難しい所。
 古時計が何処から市場に出て来るかは、主に二つのルートで市場に出るが、ヤッパリ古物市場が主流であるのだ。
 買出し屋と言われる人たちが、個人から買い出して来て古物市場に、この古時計がセリにかけられ、業者が求め、それを我々が買うのである。







posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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