2016年07月10日

田中コレクション3

    取っ手だらけ



DSCN1152.JPG
 古時計愛好家にとって変わった古時計を手に入れたいと思う気持ちは大きく、何処からないものなのかと探すのだ。
 愛好家はこの動きが楽しいもので、何処かにそんなものが無いのかと、あちらこちらと探し回るものだ。
 別になかったとしても、それはそれで楽しいもので、あれば楽しいに決まっているが、そんなに簡単に見つからないのも古時計。
 探しても、探しても見つからないのもまた古時計であり、だからこそ古時計を追い続けるかも知れないのだ。
 やはり古時計愛好家にとっては、それを探す時間さえ楽しいものなのだが、見つけた時の喜びと、手に入れた時の感動。
 DSCN1156.JPGこれが忘れられないから、同じ事の繰り返しをするものなのだが、人はそれを理解できないらしく、何で無駄な事をするのかと。
 確かに言われてみれば無駄かも知れないが、じっと待って居られないのも愛好家、知らない人は古時計がある処に行けばよいと言う。
 勿論骨董屋やアンティークショップ、リサイクルショップから個人の家まで、探し回っているのも古時計愛好家。
 だからじっとしていては古時計は集まらないと、そんな思いが我々を突き動かすのだと、愛好家は思っている。
 私も田中さんも同じ事、暇さえあれば古時計を探して歩き回り、探して来たのが今回の古時計であるのだ。
DSCN1153.JPG この古時計、形が少し変わっているもので、名古屋で造られたものだが、同じ形のものもあり、色々な会社が造った。
 この時計八角形ではなく六角形であり、掛時計としては珍しいもの、普通時計は八角であるのに対して、これは六角なのだ。
 形としても珍しいが、デザイン的にも奇抜なもので、何だか取っ手が時計の周囲を取り巻いている感じ、変な感覚になる時計だ。
 初めて見る人は好き嫌いがハッキリと分かれる時計、見た目に異様な雰囲気だからと思うが、それが決め手でもある。
 他社との差別化をはかった末のデザイン、奇抜さが売り物でもある時計、何で取っ手なのかは分からないのだが。
DSCN1155.JPG 当然製造者は意味があって造られたものと思うが、ある人は取っ手ではなく蕨手の変形だと言う人も居る。
 確かに見方によれば色々と見えては来るが、見る人の感覚的なもので、取り方が色々とあると思う。
 この時計、名古屋時計のものであるが、何処にもその印が入っていないから、何で名古屋時計かと言われるが、機械形式と同じような時計が幾つも名古屋時計に存在する。
 かたちは違うが名古屋時計が製造した物を並べて比較すると、同じ手法が使われており、製造方法も同じもの。
 同じ会社の時計を並べて見ると面白いもので、その製造所の癖が分かって来るものなので、そこを見つけ出すのも愛好家の務め。




posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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