2016年06月30日

夏越しの払い

    いよいよ夏本番



DSCN1217.JPG まだ梅雨空が明けない状態であるが、暦の上では真夏、6月30日は夏越の払い(水無月払い)とも言うのだが。
 この夏越の払い、古くから朝廷で行われてきた儀式、記録によると大宝元年(701年)に制定された行事であるらしい。
 そもそも、この行事は年2回行われ、6月30日、12月31日に行われていたもの、現在でも宮中では行われている。
 もともと国家安泰、国民の厄や邪気を払うもの、古くは朱雀門の前の広場で執り行われていたと言うが、室町時代から行われなくなり、明治4年明治天皇天皇の命により、400年ぶりに復活。
 この水無月払い、一般庶民は神社での茅の輪繰りとして知られた行事、半年間の邪気を払い、暑い夏を乗り切る行事として定着。
 元々は神話の世界、倭建命が遠征の折り、一夜の宿を求めて民家を訪ねるが、裕福な巨旦将来に宿を求めるも断られたが、貧しい蘇民将来は快く申し出を受け倭建命を泊める。
DSCN1218.JPG 倭建命はその行為を喜び、蘇民将来に疫病が流行った時には茅の輪を造り身の付けよと授け、去って行ったと言う。
 その後、流行り病が蘇民将来を襲うが、蘇民将来の家族は茅の輪を身に付けていたので難を逃れ、巨旦将来は流行病で亡くなったしまう。
 その後、蘇民一族は繁栄したと言われ、それ以来茅の輪を付けて流行病を避け、庶民もこれを真似して茅の輪を付ける様になったと言う。
 この茅の輪繰り、神社では大きな茅の輪をもうけ、半年間の穢れを祓う神事として行われ、現在に至っていると言う。
 この茅の輪をくぐり抜けるには作法があり、先ずは左から回り、次に右に回り、もう一回左に回って正面に抜ける。
 つまり左回りに8の字をえがいて正面に抜けるのが作法、時計まわりではなく、逆回りと覚えておけばよい。
 これで半年間の穢れを落せると言う事だそうで、6月30日神社で行われているようだから、穢れを祓ったらよい。DSCN1215.JPG
 その時に「水無月の 夏越の払いする人は 千歳の命 のぶなるなり」と唱えて回る事、これで作法が完結するとの事。
 長い歴史の中、庶民の健康への願いは大変なもの、暑い夏を乗り切りための知恵でもあると思う、よき風物詩でもある。
 それと、この時期に食べられるお菓子があり、その菓子にも長い歴史が、京都では「水無月」と言うお菓子があると言う。
 白い外郎の上に小豆が載った和菓子、この時期しか造られない和菓子、白い外郎は氷を連想したもの、その上の小豆は邪気を払うためのもの。
 この和菓子を食べて茅の輪をくぐって半年間の穢れを祓うと言うもの、流石京都であると思うが、これも風物詩。
 是非近くの神社に行き、半年間の穢れを祓っては如何であろうか、暑い夏がやって来る、嫌な季節でもあるが。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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