2016年07月31日

田中コレクション4

    達磨も多いみたい


 
DSCN1137.JPG
 田中コレクション、精工舎の古時計が大半であるが、中には面白い古時計もあり、興味の湧くところ。
 勿論精工舎の古時計も良いが、私は名古屋の時計が好きで、名古屋の古時計ばかりを集めているから、そちらが気になるのだ。
 田中さんも色々と変わった古時計を持っているが、中にはぜひとも欲しいと思っている古時計があり、譲れと交渉している。
 しかし未だに良い返事は聞かれずに現在まで、そんな古時計の中に林時計の達磨、8インチの本四つ金達磨。
 林の8インチ本四つ達磨は数も少なく、愛好家の中でも人気の高い古時計、程度はまあまあ、しかし金が良く残っている方だと思う。DSCN1134.JPG
 金達磨は金が残っているから金達磨、しかし大半は金箔が剥がれていて、程度の良いものは中々ないので、この時計はましな方だ。
 林時計は金達磨も多く製造しているが、何故かしら程度の良い金達磨を見かけないのは何故だろうか、不思議な話である。
 私が偶々見かけないのだろうか、今までに程度の良い金達磨は数えるくらいしか無く、何か原因があるのか。
 それと林の8インチ金達磨、本四つ金達磨はやはり人気があり、市場に出れば直ぐに買い手かが付くから見ないのか。
 私も程度の良い林の本四つ金達磨を見つけたが、手には入らず他の人の手に渡ってしまったが、今でもあの金達磨は程度が良かったとつくづく思う。DSCN1133.JPG
 田中コレクションの金達磨、おそらく明治末くらいの物、HIのマークがそれを物語っているが、振り子室のラベルは薄くなっている。
 文字盤は残念ながら後から張り替えられているもの、仕方がないがそんなに荒れた文字盤ではないのが良い。
 指針はカニ目の針が付いており、蕪針と比べればどちらかと言えば、こちらの方が面白い雰囲気となっている。
 針一つで文字盤の雰囲気が変わり、改めて指針の重要性がハッキリと理解出来、針は如何に重要なものかを認識した。
 この時計の機械、林時計製造会社が小型の時計専用に開発していた事を改めて確認、従来の改造型ではないものだ。
 DSCN1131.JPG名古屋地域の時計は分業制が進んでおり、他社の機械でも買い入れて自社の時計に流用する、これが当たり前の事でもある。
 他の地域とは異なり、同じ機械が多数の会社に供給されている事、またそれが利益向上に役立つことを立証している。
 自社で開発するよりも、機械を流用する方が合理的、その分ほかに資金をつぎ込む事が出来、経営的に有利である事。
 いずれにしても、名古屋地域の時計製造は、合理的に他社の機械や部品を流用して時計製造されたものだ。
 林時計もその構造を利用している事は明らか、まして林時計はこの時期、経営面で窮地に立たされていた時期でもある。







posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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