2016年07月25日

和時計の文字盤

    様々な種類がある




SANY3081.JPG 和時計の文字盤、時計の顔とも言われる文字盤だが、色々な種類の文字盤が存在するもので、一つと同じ文字盤は無い。
 同じように見えても、今の時計の文字盤の様に大量生産されたものでは無く、あくまでも手造りされたものである。
 勿論作者が違うから当然文字盤も違ったものになるのだが、書かれている文字は同じ、和時計の法則にのっとって書かれている。
 和時計は時代により少しづつ変化しているから、初期のものと中期のもの、そして後期のものと末期のもの別れる事になる。
 勿論作者によっても違いがあるから、時代の流れを覚えるのも一つ、少しづつではあるが確実に変化をしているのだ。
 文字盤の素材も重要な要素、時代変化に敏感に反応しているから、その流れも知る事だと思うが、数多くの和時計を見ると変化が分かるもの。
 SANY0466.JPGやはり和時計を多く見る事により、時代変化を知る手がかりになる事は確か、本物を見極める事も大事な事。
 何故かと言えば、時代によって造り替えられているものも存在しているから、後から変えられているものもある事。
 特に幕末時期にはそれが多く見受けられるから、注意して見る事も大事な事、それには和時計を多く見る事が肝心であると思う。
 よく質問にあるのが、和時計の文字盤に干支が書かれていないものがあるが、それは古い形のものなのかと言う。
 確かに古い物の中には数字しか書かれていないものがあり、だから数字だけしか書かれていないものは古い形式のものと。
 こんな判断をする人も居るが、それは間違いであり、時代が下がった幕末期にも数字だけの文字盤が存在している事。
DSCN1069.JPG 古い時代の和時計の形式と、幕末期の和時計の形式は明らかに違うものだから、文字盤だけで判断しない事だ。
 文字盤だけで比較しても正しい時代測定とはならないから、やはり全体の形式を見た上、文字盤の確認をする事だと思う。
 和時計の歴史は1500年代から1800年代後半まで製造されているから、長い期間に変化をして行く事になり、何時の時代の和時計かを先ず知る事だ。
 和時計の初期物の文字盤はまっ平らのものが多いから、これを一つの目安とするのも良い、その時には数字か干支のどちらかが書かれている。
 この文字盤形式が一番古い形、要するに単純な文字盤である事、そこから次第に文字盤が立体的になって行くから、中期頃には蒲鉾状に中央が膨らんで来る。
SANY3129.JPG これも一つの手がかり、見た目に分かり易い変化、その後もっと立体的になり、割り駒形式のものにと移る。
 割り駒形式になると数字だけの文字盤となるから、これが末期の文字盤、この様に文字盤には流れが存在しているから、それを知る事だ。
 それともう一つは素材も変化しており、鉄から真鍮へと変わって行くから、其れも時代測定の材料となるのだと思う。
 色々な方面から文字盤を見ないと、見た目の形や数字で判断は出来ないもの、よく観察して時代に合った文字盤かを見極めてはいかがだろう。
 写真は時代により文字盤も変化をして行く事の見本、勿論例外もあるから、自分自身で確かめてら良いと思う。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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