2020年02月10日

人間国宝の器

    実用的なもの
 
 人間国宝とは国が定めた優秀な技術を持った人を指す、各部門で優れた技DSCN1404.JPG術を持った人に与えられる称号、つまり重要無形文化財技術保持者である。
 国が認定した人物に与えられる称号、各部門で色々な人が認定され、人間国宝となっているのである。
 もちろん範囲は広く、色々な分野に渡っているから、その中から優れた人材が認定されて、技術を保存している。
 色々な部門の人間国宝が存在しているが、すでに亡くなられた方も多い中、私の好きな人間国宝は加藤唐九郎氏である。
 加藤唐九郎氏は瀬戸市出身の陶芸家、日本を代表する陶芸家であり、現在でも人気の高い人間国宝の一人。
 永仁の壺事件で人間国宝をはく奪されるが、逆にこの事で人気がさらに高まり、陶芸界の野人とまで言われた人。
 荒川豊蔵氏と双璧をなした人物、豊蔵氏の優しい茶碗とは対照的に、野武士の様な勢いを持った茶碗を製作した。

 兎に角この人は破天荒な人物であった人で、数々のエピソードを持った人でもあったのだDSCN1405.JPGが、頑固で職人気質の人であった。
 博学家でもあり、古陶器の研究もプロなみ、若い時より研究に励んだと言われており、瀬戸の伝説的人物、加藤四郎左衛門影正は実在の人物ではないと唱えた人でもある。
 その後守山に移住し、作陶活動を続けて数々の話題作を世に出し、唐九郎の実力をいかんなく発揮し絶大な支持を得る。
 その唐九郎の作品を紹介しようと、FMのラジオ放送「アンティークの魅力」の中で取り上げる事にした。
 ここが私の番組担当、特に瀬戸で開かれる祭りを中心に、その話題でアンティークを紹介している。
 今回のぐい飲みや小箱は親父のコレクション、その他にも加藤卓男、中里無庵、近藤裕三、などのぐい飲みが中心。
 勿論瀬戸の作家に話題は集中、唐九郎氏のぐい飲みは、親父が唐九郎氏から直接貰ったもので、親父は唐九郎氏とは親交があった。
 子供の頃、家で唐九郎氏とあった事も、そんな訳で箱のない唐九郎氏の作品が色々とあり、親父は自慢していた。DSCN1406.JPG
 そのぐい飲みで晩酌している親父の姿を思い出すが、色々なぐい飲みを出しては取り替えてのむ、何でそんな事をするのかと不思議であったが。
 今思うと好きなぐい飲みで酒を呑む喜び、其れが今ではやっと理解できる様に、親父の呑む姿が思い出される。

 それにもう一つが瀬戸出身の加藤土師萌氏、2人目の人間国宝であり、地元でも数々の作品を残している。
 紹介している小物入れもその一つ、実際には何に使うものなのか分からないが、飾り小物であるかも知れないのだが。
 親父はこれを煙草入れに使っていたから、別に誰が造ったものなのか知らなかったが、最近加藤土師萌の作品と分かった。
 身近に使われていたものなので、それ程貴重なものとは思わないが、今は親父の思い出の品として保管してある。
 写真は上のぐい飲みが唐九郎作、三番目の写真が加藤卓男作、その下が中里無庵作で、一番上の写真中央の赤い小物入れが加藤土師萌作である。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク
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