2019年08月29日

招き猫の前垂れ

    時代が分かる

 SANY0320.JPG招き猫、全国で多く造られて来たが、産地によって色々な招き猫が造られたが、その形態は少しづつ違う、勿論全国的に統一された形式は無く、招き猫であっても産地によっては形も違い、当然だが装飾も違ったものになっている。
 招き猫の特徴として前垂れがあげられるが、この種類も時代時代によって変化をして来たもの、古い物と新しいものを少し上げて見た。
 招き猫は人気も高くて数も多く造られていたもの、勿論商売の縁起物としての置物、それが招き猫である。
 古い物から新しい物まで色々な招き猫が存在し、材質に関しても様々な物で作られているのだ。
 もともと招き猫は土産物として造られたものであり、素朴なものであったから、色にしても単純なものであった。
 つまり白色と黒色、そして赤色の三種類が基本の色、それが古い招き猫の姿、時代が下がるにつれて色が増える。SANY8376.JPG
 その内に黄色が入るようになり、三毛猫の招き猫の誕生、そもそも三毛猫は数が少ない事から珍しいとされていた。
 招き猫も珍しい猫であった方が良いと、自然に三毛猫になったとも言われるが、事実はどうであろうか。

 確かに三毛猫は猫の中でも数が少ない方だと言うが、今はそんなに珍しい猫とも思わないが、江戸時代には珍しかったのか。
 この三毛猫が確立したのが何時の頃かは不明だが、現在の招き猫は全部と言って良いほど三毛猫が主流。
 逆に白黒だけの招き猫を探そうとすると少ない事に気が付く、何時の時点で逆転したかはわからないが、現在はその様になっている。
 そして招き猫が首にかけているもの、初期の招き猫は赤色の首輪をしているが、時代が経つにつれて変わって来る。
 この形態は何処の産地でも同じような推移をしており、何SANY0197.JPG処が最初なのかは不明、しかし明治に入ればやはり同じようだ。
 首輪から前垂れと呼ばれる暖簾みたいなものに変わることに、この前垂れも産地によって少しづつ変わっている。
 写真はその前垂れ、古い物から新しい物まで色々な物があり、古い物は手の込んだものが、しかし時代が下がるにつれて簡単なものになる。
 初期の前垂れはイッチンと呼ばれる白いブツブツの模様が入っているものが付いており、時代が新しくなると筆で模様を描かれている。
 これも産地によってはちがいがあるが、瀬戸で製造された招き猫は、この形態をしている事が多く、前垂れを掛けていない産地もあり、所によって違いはあるが、大まかな時代測定はこれが基本のようだ。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク
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