2016年10月28日

文字盤とラベル

    オリジナルかどうか


 

DSCN1525.JPG 古時計の正確な製造所の確認に役立つのは振り子室のラベルと文字盤のマーク、この二つが重要なカギを握っている。
 製造所の特定は古時計愛好家にとっては重要な事、何処で製造されたものなのかを知る上で確実に資料。
 特にこの二つはそれを物語っている証でもあり、信頼性も高いもの、その中でも振り子室のラベルは特に重要。
 ラベルには製造所のマークや所在が記入されており、その時計の出生が分かる資料となるものたのだ。
 勿論ラベルには製造所の記載がないものも存在しており、愛好家を悩ましている事も確かであるが。
 そんな振り子室のラベルは確実な証拠品、その時計の証とでも言って良いもの、だから重要である。
 何故かと言えば、文字盤との兼ね合いが生じる事もあるからで、例えば文字盤とラベルのマークが合わない時。DSCN1519.JPG
 その時計の所在を確定するのにはラベルが優先されるからだ、つまり文字盤のマークが同じであれはそれで問題はない。
 しかし現存している古時計の中には、文字盤と振り子室のラベルとが違ったものが多く存在している。
 その上振り子室の紙に製造所の所在がないものもあり、ラベルが無い時は所在確定が難しくなるのだ。
 名古屋地域の古時計には製造所の記載がないものも多く、その上文字盤にもマークが無い場合は非常に困難を要することになる。
 つまり製造所の確定が出来なくなるからで、文字盤にも無印のものであれば尚更難しくすることになる。
 そんな時に機械の刻印があればそれはそれで確定し易いことになるが、刻印のないものも存在しているからややこしくなるのだ。
 よく質問に上がって来るのは、文字盤のマークであるが、この文DSCN1198.JPG字盤、全くのオリジナルであれば良いのだが。
 現存している古時計の大半が文字盤が変わっている事、逆にオリジナルのものが少ないと言う事。
 古時計では文字盤が一番変わり易いもので、多くは張り替えられているものや変わっているもの、そんな古時計が多い。
 良くアンソニアのマークが文字盤についているからアメリカ製の古時計ですかとの質問が多い。
 しかし機械に刻印があるのかと聞けばないと言うものが多い、アメリカ製のアンソニアであれば機械には刻印がある。
 機械に刻印が無く、振り子室にも無地のラベルでは、文字盤に良く似たアンソニアのマークらしきものが付いていても断定できない。
 それ位に文字盤は難しいと思っていた方が良いと思う、それよりも信頼できるものは振り子室のラベルである。
 一番確定できるものは機械の刻印であるが、これまた機械が変わっている場合もあり、古時計の鑑定は難しいものとなっているのだ。









posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/177035649
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック