2017年01月15日

文字盤と機械

    一致しない



 古時計を買い込む時に注意しないといけないのは、オリジナルかどうかと言う事、一番良いのはオリジナルの状態のもの。
 古時計は製造された時のまま残っているのが望ましいが、市場に出回っているものは中々そんな状態のものは無い。
 当然の事だが長い間使い続けられたもの、故障したりして修理がなされているから、何処かが違ったものが付く事もある。
 製造させた当時のまま残る方が珍しいとも思うが、それも古時計愛好家が願う事ことであり、そうありたいとも思う。
 しかし現実は厳しいもので、時計として使われている以上修理されていて当然、故障しない方がおかしいと思う。
 だから何らかの原因で元の部品とは違ったものが付いている事が多く、むしろ古時計はそれが当たり前の事。
 それでもオリジナルに拘るのも古時計愛好家、オリジナルの古時計を求めているのだから、そんな人達が今もオリジナルのものを探しているのだと思う。
 勿論その一人が私であり、常にそれを求めて探し続けているが、中々それに当たらないもの、それでも古時計を探すのだ。
 探す事に生き甲斐を見つけているのかも知れないが、それも古時計愛好家の楽しみでもあると思うが、しかし人によっては違うかも。
 古時計で一番オリジナルのものと違っているのは文字盤だと思う、何故ならば一番傷みやすくて変わり易いのだと思う。
 特に紙製の文字盤のものは痛みも早いし、傷もつきやすくなり、当然張り替えられたり、取り替えられたりしている。
 文字盤は一番修理も簡単で、誰でも取り換えられる事もその要因の一つ、だからそんな文字盤が市場に多く出回っている。
 当時から張り替えようの文字盤が用意されており、何時でも張り替えられるようになっていたので、張り替えられていた。
 もう一つの要因はローマ数字からアラビア数字に切り替えられた事、暗い室内ではローマ数字の文字盤よりも、アラビア数字の文字盤の方が読みやすい。
 老ま数字は暗いと時間が分かり辛い、2時と3時と読み違える事も、3時と4時の見違えも多かったと聞く。
 そんな事もあり当時は簡単に張り替えて使用、実用向きにされた事は当然の事、当時の人は使いやすさを優先していたのだ。
 時計屋さんも当時はサービスで修理の時、痛んだ文字盤を張り替えていたと言われ、簡単に行っていたようだ。
 良くあるのが文字盤にアンソニアのマークが付いているのでアメリカ製だと思っている人も多い、文字盤を信用しているのだ。
 機械までは見ない人も意外と多いもの、機械は苦手だと言う人も、だから文字盤を信用するとも言うが、これが一番間違えやすいのだ。
 アンソニアの時計は機械にはアンソニアと刻印がされているから、それを確認する事が大事、刻印のないものは疑わしいのだ。
 機械と文字盤が一致しない時計が多く氾濫しているから、それを頭に置いて古時計を購入して欲しいものだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
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