2016年12月08日

カレンダー機構6

    カレンダーには色々な物が

 

SANY8038.JPG 古時計のカレンダー機構、いろいろな仕掛けのカレンダー機構があるが、殆どのコレクターは知らないと思う。
 色々と言ってもどんなものが存在しているか、全体像を知っている人は少なく、ごく一般の機構のみである。
 古時計のカレンダー機構と言は日付が付いているもの、そしてもう一つが曜日が付いているものとがある。
 この二つが極一般的なカレンダー機構と思っている人も多いが、実はカレンダー機構にはもっと複雑なものも存在しているのだ。
 普通に見るカレンダーは一つか二つ付いているもの、日付だけとか、曜日だけとかあるが、この二つが付いている古時計もある。SANY0840.JPG
 外国製の古時計には二つ付いたものも多いが、日本製となると数が少ないと思う、何故数が少ないのかと思うが、造らなかったのか。
 カレンダー機構を付ければ、それだけでコストが当然上がることになり、ひいては価格にも反映することになる。
 部品が多くなれば当然価格も上がり、買う人が少なくなることに、時計製造会社としてはあまり面白くないのだ。
 別に技術的にどうとかではなく、日本の時計製造会社も技術は持っており、複雑な機構も出来ない訳ではないのだ。
 製造しようと思えばできた筈、しかし需要が無ければ製造したとしても売れないので、無理して造る事はないのだ。SANY0683.JPG
 外国ではトリプルカレンダーやその上を行く機構を備えたものもあり、高級時計に用いられているのだ。
 それらの時計を買う人も多く、特に富裕層に喜んで迎えられたようであるが、日本ではそこまで行かなかったようだ。
 勿論掛時計だけではなく、置時計や懐中時計、そして腕時計とその種類は多くあり、それだけの需要もあったのだ。
 しかし当時の日本ではトリプルカレンダーは高くて、余り人気もなかったと言う、だから複雑なカレンダーは造らなかった。
 特に掛時計でトリプルカレンダーのついたものは数が非常に少なく、現在市場に出れば引っ張りだこだと言う事。
 それ位に珍しいものであると、ただそのトリプルカレンダーの機構を知る人は少ない様で、外からしか見た事がない人も多い。
 精工舎の機械を利用して、トリプル機構を付けてものだが、その仕組みを見ると、良くここまで考えたものだと感心する。
 飛び抜けて難しい機構ではないが、実によく考え出したものと感心するが、なるほどと思う方が多いのでは。
 西洋時計のトリプルカレンダーの機構と比べれば幼稚である事は確か、しかしアイデアでそれを補っていると思う。
 昔の職人は良くここまで考えるものだと、そこには職人魂がありありと見て取れ、実に素晴らしいとも思う。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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