2017年01月25日

好きなカップ

    毎日のコーヒー


 
 DSCN1854.JPGコーヒーが好きで毎日飲んでいるが、別にコーヒー通ではなく一種の習慣みたいなもの、若い頃より飲んでいたから。
 一番飲んでいたのは仕事で外に出ていた時、得意先との接待にとコーヒーを飲み、時間があいたからとコーヒーを飲み、その繰り返しであった。
 その為に喫茶店巡りを繰り返していたもの、待ち時間があればコーヒーを飲んで時間をつぶしていたので、自然と飲む量が増えてしまった。
 多い時には10杯以上は飲んでいたと思う、そんなに飲むと胃があれると言われたが、幸いにも胃は大丈夫であった。
 兎に角よく飲んだもので、お陰様で何処のコーヒー店が良いとか、此処からならすぐそこのコーヒー店が良いとか、喫茶店をよく覚えてしまったものだ。DSCN1856.JPG
 そんな頃に出会ったのも古時計であったが、雰囲気の良い喫茶店には古時計が掛けてあったので、自然とそこに行く事になった。
 面白いもので、そんな雰囲気が好きな人達が自然と集まり、何時しか友達付き合いをする仲に、今でも付き合っている人も居る。
 若い頃に知り合いとなり、古時計が持つ縁で自然に付き合い出して、お互いにコーヒーを飲みながら時計談議をしたものだ。
 そこのマスターがコーヒーカップを集めており、中々のものを持っていたから、それも殆どがマイセンの器であった。
 常連客には黙ってその器でコーヒーを出してくれ、こちらが気に入った器だと知ると、言わなくDSCN1857.JPGてもそっとその器でコーヒーを持った来てくれた。
 勿論高いものが多くて、はじめは知らないから、その器が高いものとは気付かず、後で知って驚いたこともある。
 そんな事でマイセンのカップに自然と興味が湧いて来て、自分も一つくらいは気に入ったカップを欲しいと思い出す。
 そんな時に現れたのが例の機械オンチの男、彼が「お前コーヒーカップが欲しいのか」と聞いて来たのだ。
 聞かれたので「マイセンのコーヒーカップが欲しいが高いから買えない」と言えば、「お前古時計は買えるのに、コーヒーカップが買えないのか」と言うのだ。
 確かに彼の言う通り、古時計は高くても買えるが、コーヒーカップは高いから買えないとは変な理屈である。DSCN1859.JPG
 そこで彼に「そんならお前が買ってきてくれ、高いものはダメだぞ」と念を押して、彼にカップを依頼したのだ。
 機械にはからっけしダメな男だが、他のものならやっぱりプロ、私よりも目は肥えているし、よく知っているのだ。
 2、3か月後、彼が我が家に持って来たのが写真のコーヒーカップ、予想通りに落ちついたものであり、一目で気に入ったのだ。
 初めて自分でマイセンのコーヒーカップでコーヒーを飲む事に、確かに値段も安いが、あの男の目も確かなものだと思った。
 私の好きな落ちついたものを買って来るとは、ヤッパリ気心の知れた仲、改めて彼がプロだと知った。
 このコーヒーカップ、少し小振りでデミタスみたいであるが、デミタスではないと言う、時代的にも古いタイプのものだと言う。
 それ以来、このコーヒーカップで毎日飲んでいたが、少し小さいので飲む量が増えだし、最近では大きなカップに変えている。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/177778916
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック