2020年04月01日

御殿の修理

   雛巡りの片づけ
SANY4283.JPG 毎年開催している雛巡り、今年も開催されたが、その片付けにすでに入っており、色々な物を修理しなければならない。
 特にこれから始まるのは御殿の修理であり、一番厄介な物の一つで、中々進まない修理でもあるからだ。
 現在所有している雛御殿は約40セット、その中でも多く展示をするのが久米邸とそのたの展示場である。
 古民家久米邸の展示は毎年御殿が中心の展示、それを期待して見学者が集中し混雑もした。
 私の持っている御殿の内、一番派手で大きなものをここで展示しているもので、人気の的となっている。
 一番大きなものは幅1メートル50センチ以上もあるもの、この御殿は特注品であり、一点ものの御殿である。
 元々雛御殿は普及品のものが中心、幅80センチのものが大SANY1914.JPGきな方、普通はそれ以下が殆どであり、それ以上となると数は少なくなる。
 そして1メートル20センチ以上となると特注品となるのだが、それは当時雛壇が1メートル20センチ幅であったからだ。
 これ以上の御殿は雛段に乗らない、だから普通は80センチものが大半、良く展示してあるものを見て、家のと一緒と言われる。

 確かに形は良く似ているものであるから、一緒と思われるが雛壇は80センチの普及品のものだと言うから、この御殿は到底乗らない大きさ。
 自分の御殿が大きく見えてしまうが、普及品はそれほど大きくないもの、会場が大きなせいで見た目には小さく感じるのだ。
 そんな会話も毎年の事、年配の奥様方は頑として自分のと同じだと言われるが、それが面白くて説明している。
 普及品の雛段の幅を聞くと、大きなものだと言われ、これが又SANY1905.JPG面白い事に、他の人がその話を聞いて、「普通はこんなに大きくないよ」と。
 こんな話をしている事で、見学者とより親密になる事も多い、何でこんなに大きなものを造らせたのかと。
 そんな質問に、やっぱり見栄でしょうねと言うと、「お金持ちであったから」と言われ、「普通の家では飾れないわ」と、最後はこんな言葉になる。
 雛御殿も何度も出し入れしていると、当然の事だが傷んで来るもの、特に蝶番は一番早く痛むのだ。
 昔の金具でもあり、錆が来ているせいもあり、壊れてしまう事になるが、この蝶番が現在は無いのだ、小さくて幅が狭いから、現代ものでは合わないので、それが一番苦労することに、古い物が部品取りをしているが、足らないのが現状。
 その上次から次へと破損して来るので、蝶番一つとっても時代の流れが良く分かり、これらが造られた時代を肌で感じる事が出来るのも、展示会であると思う。
 御殿を修理していると、その時代が見えて来ると、こんな金具を使っていたのだ、今ではこんな玩具みたいな金具は無い。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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