2016年12月21日

指針が合わない

    古時計の針が

 

DSCN1968.JPG 新しい会員の方から、「古時計を買い込んだが付いている針が合わない」と、「どうしたら良いのか」との質問である。
 話をよく聞いてみると、ある骨董屋さんから古時計を安く買い込んだが、その時、その時計には針が付いていなかった。
 店の主人曰く「針は何時でも入るから別の時計から取れば良いですよ」と言われて、古時計自体は安かったので惑わず買い込んだと。
 店の主人が針は何時でも入るからと言うので、それを信用してその古時計分かったのだと言う、そして後日針を見つけて来て貰って来たらしい。
 家に帰って、早速その貰って来た針を付けようとしたが、針が全く付かない、針の穴と時計の軸の大きさが違い付かないのだ。DSCN1969.JPG
 簡単に付くと思っていた本人は動揺したらしく、店に電話して付かない事を伝えると、「針の穴を鑢ですれば簡単に付く様になります」と言われ、店の主人の言う通り、それを実行する事にしたらしい。
 ホームセンターに行き、細密用の鑢を買い込み、家に帰って針の穴を大きくするため、鑢で穴をすり出したと。
 しかし今までそなん事はやった事がなく、店の主人の言うように簡単ではないと気付き、必死で鑢を動かしたらしい。
 適当に穴が大きくなったので、時計にはめようと思い軸に入れたら、穴が大きすぎて下に落ちてしまったとの事。
 何分初めての事、慎重に鑢を動かしたはずであったがDSCN1970.JPG、結果は穴が大きくなってしまい、失敗してしまった。
 それで又店に電話したら、「そんなに簡単に合う針はない」と言われて、今度はびっくりしたと言う。
 針は簡単に手に入ると言っていた主人が、手のひらを返したように「針は簡単に手に入らない」と言うのだ。
 仕方なく別の店で聞いてみると、「針だけは売ってない」と断られ、他の店も同様に断られたらしい。
 そこで初めて古時計の針は共通の物ではない事に気が付いてと言うのだが、その先どうしたら良いのかと。
 その会員さんは安い時計を買った事を後悔し、古時計はオリジナルの物を買わないと、はじめて思ったらしい。
 そして私のどうしたら良いのかとの質問、確かに言われるDSCN1972.JPG通りでね古時計に付いている針はそれぞれに違うもの。
 時代が違うのと製造所が違うものがあり、同じ部品が付いている事はなく、殆どが別の者と思った方が良い。
 その上で古時計を多く持つためには、壊れた時計から部品取りをして、イザと言うためにストックしておくことだ。
 私も数多くの針をストックしており、何時でも取り換えが出来るようにはしているつもり、しかし其れでも合わない時もある。
 その時は会員さんがやったように、鑢で穴を合わせるのだが、慎重にやらないと失敗してしまう。
 根気よく、少しづつ鑢でする事、慌ててすると失敗するから、穴が大きくなったら使い物にならない事を頭に入れておくことだ。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178056509
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック