2017年06月02日

ゼンマイ

   何でゼンマイなのか

 
 DSCN1184.JPG毎年時計展をやっていると、こちらが思わぬ質問が飛び出すことが、そんな時は新鮮さを感じるのだ。
 今の若い人にとっては古時計は前世紀のもの、何時も見慣れたものではなく、異次元のものであると思う。
 古時計と書いてある看板にも質問が出る始末、古時計とは何ですかと言う事だそうで、古時計の意味も分からないと言うのだ。

 確かに古時計と言っても、何時までのものを古時計と言うものなのか、定義はないのでなるほどとも思う。
 彼らにとっては見慣れSANY1707.JPGない時計、しかもアナログ式のものだから、見慣れないのは当たり前である。
 アナログでも一つ古いもの、一世紀も前の機械だから、無理もない事で分からなくて当たり前であると思う。

 よく聞かれるのに「電池で動くのですか」と、彼らにしてみればアナログでも電池で動くもの。
 電池なしに動くとは考えないので、まずは電池で動くと理解しているが、電池でないと答えると不思議そうである。
 「電池でないのなら何で動くのだ」と、そんな疑問を抱いSANY1700.JPGても無理からぬこと、そこで「ゼンマイで動くのだ」と答える。

 しかしここでも時代の違いが出る事に、その「ゼンマイ」が分からないと、ここで時代を痛感する。
 彼らにとってゼンマイと言われても全く知らない言葉、ゼンマイが分からず話が前に進まないのだ。
 ゼンマイとはバネの事、鋼で出来ているコイル状になったものだと説明、それが動力だと教えるが。

 またまた「何でゼンマイと言うのか」と、話がその先に進SANY1710.JPGまなくゼンマイの説明に入るが、これかまた大変。
 ゼンマイの由来は春に出る山菜の一種で、芽が出る時の姿が渦巻き状、その姿がバネを巻いた状態となている事からその様に呼ばれている。
 しかし、その山菜のゼンマイが分からないのだと言うので、こちらもそれにはどのように説明してよいのか四苦八苦した。

 若い人には山菜と言ってもピンと来ない様で、見た事がないと言われて、お手上げの状態。
 完全に説明が理解してもらえず、簡単だと思っていた事が、実は難しい事と理解したのだ。
 それにしても山菜のゼンマイで先に進まなくなるとは、夢にも思っていなかったから、時代の流れをヒシヒシと感じた。


posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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