一番良い出来か
それも赤い南天と黄色の南天、紅白で縁起が良いから植えておけと、しかしなしに貰ったものだからと植えた。
2、3年で大きくなり赤い実も付け順調に育ったが、黄色い南天はどうした訳が枯れてしまった。
同じところに植えたのに赤い南天は元気で、黄色の南天は枯れる事に、何故だか分からない。
同じ場所でも片方は元気、片方は枯れるとは不思議であるが、友人は院議が良くないと言うのだ。
片方が枯れてしまえば、両方とも枯れると言うが、赤い南天は今も元気、黄色のものを植え返せと友人。
友人の言うように縁起が悪いと、しかし現在までそんな事もなく何とが無事に過ごして来たから、それも良いのではないか。
その後の友人、この南天を見る時は俺がやった南天のおかげで無事に過ごしてこれただろうと得意減言うのだ。
南天のおかげ、本当は黄色の南天があればもっと良いのにと、いまだに黄色の南天を植えろと言うのだ。
この男しっこいので有名、何時までも同じ事を言うから、他の友人からもしっこいと言われているのだ。
しかし何はともあれ南天の実は今年は上々、赤い実は例年よりも多く付いているよう、40数年経っても元気である。
それが一番うれしい事、案外災いを転じてくれたのかも知れず、これからもそう願いたいものだ。