毎年恒例
開催日には大阪から3人組が開館してすぐに訪れ、こちらの準備か出来ないうちから入場、熱心な方々、毎年この様な開催日当日訪れて貰っている。
遠方より来られているから展示物にも関心が高くて、色々と質問も多くあり、有難い事だと思っていると、別の見学者から「この時計を説明してください」との声、すると3人組の方は「我々は急いでいないからあちらへ」と言ったくれた。
その見学者は小さな子供連れ、3歳位の男の子を抱えている様子、そちらの方へ行くとお父さんが「すいませんこの子がこの時計を見たいと言うので」と言われる。
男の子は梟の時計が見たくて、その上手に取って触りたいとの意思が見え、お父さんは触らない様に手を抑えておられた。
子供は梟の目が動くのを触れたくて、目に手を出しているのでそれを止めている様子、他の見学者の人達も笑って見ているようだ。
それにはこちらがビックリ、3歳の子供がフクロウ時計の仕組みを知りたいとは、大人でも知りたいと思う人は少ないのに。
結局、その親子は梟の時計をジックリと見て、満足したのか帰って行かれたが、3歳の子供が時計に興味があるとは頼もしい限り、これからが楽しみな時計ファンである。
そおかと思えばおば様達のグループ、どかどかと入って来て大きな声で「あの時計が良いとか、この時計が良いとか」兎に角大きな声で見学、嵐のように去って行ったが、色々な見学者が訪れるもので、先に来た3人のグループまだ見学されている。
その人たちに「どれが興味がありますか」と再び問いかけると、和時計の中が見たいと言われるので和時計を分解、ジックリと見て貰う事にした。
他では中が見たいと言っても中々見せて貰えないが、ここは分解して見せてもらえるので、遠くから来てよかったと、そして結局3台の和時計を分解して3時間余りいて納得されたようだ。
保存協会としては古時計に興味を持って貰うための展示、それが少しは生かされたのではないかと、少しでも見学して古時計に興味を持って貰いたいものだ。