2020年03月19日

末広がり

   苦労の末SANY4458.JPG
 古時計愛好家に取っては珍しい古時計を探し当てるのが楽しくて、それを探し求めていると言えるが中々目的を達し得ない。
 人よりも先に、人よりも良いものを、人よりも珍しいものを、そんな思いで古時計を探し求めるのだが、世の中そんなに甘くない。
 自分の思いとは裏腹に珍しい古時計は現れず、幻を追い続けているがごとしで、一種の幻想に近い想いと思うが、それは私だけだろうか。
 愛好家とはそんな思いを持っていると思うが、自分だけは人よりも恵まれているから、絶対に探し当ててやると思っても見る。
 それが無ければ思うものは手に入らないが、逆に思いが強すぎても失敗する事も多く、どれが正しいかは神のみぞ知る。
 古時計とは難しいもので自分の思い通りにはならず、逆に良くない方に傾くもの、縁が無ければ寄っては来ないものなのだと思う。
SANY4453.JPG
 この2つの古時計、個性的な造りのもの、多分末広がりの縁起を担いだものと思われる造り、扇子は間違いなく縁起を担いだものだが、富士山はどうだろうか、富士は不事の意味だと思う、縁起の良い響き、そんな思いで造り上げたのだと解釈しているが、果たして正解かは分からない。
 やはり富士山は日本一の山、一番高い山だから高みを求めたいとの思いを込めているとも言える、解釈次第であるが。
 この2つの古時計、製造者はどんな意図で造り出したかは分からないが、私は縁起を担いて洒落を形にしたと思っている。
 数少ない古時計の中でも縁起を担いだものと解釈、激戦区名古屋の時計業界が造り出した珍品の古時計と言える代物。
 色々な解釈をするのも古時計愛好家の楽しみの一つ、どんな思いで造られたか、詮索してみるのも面白いと思う。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
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