2020年06月13日

ゆらゆら

   波 状DSCN2278.JPG
 最近問い合わせが多いのが古時計のガラス、何故かと言えばネットで買い込んだがガラスが違うと、そんな問い合わせが非常に多くなっている。
 ガラスは透明でまった真平が普通、それが当たり前の現代社会、ゆがんだガラスなどないもの、しかし古時計の世界ではゆがんだガラスが貴重なのだ。
 昔のガラスはゆがんだものが当たり前、真平なガラスなどは存在しないもので、若い人たちに分かり辛いらしくどんなものなのかと言う質問。
 口で伝えようとすると非常にむつかしいもので、実際に目で確かめないと実感が湧いてこないと思う、やっぱり現物を見ると良いと思う。
 百聞は一見に如かずと言う諺があるが正にその通り、自分の目で確かめると良い、ゆがんだ感じがわかると思うし、記憶に残るとも思う。
 現代のガラスとの違いがハッキリと区別できるもの、目で見て感じ取るのが最高の体験、実感が湧くもの、それ位ゆがんでいるのだが。

 何故歪んでいるものなのかと言う事は、製造方法にあり、DSCN2277.JPG現在の造り方とは全く違う製法、昔のガラスは人力で造るものなのだと言う事、職人が一つ一つ息を吹いてガラスを膨らませ、バルーン状にした後、それを切り開いて鉄板の上で平らにする製法、だから絶対に真っ平にはならない。
 その上気泡も多く入っているから、所々にその跡も残っているのが昔のガラス、今のガラスは鉄板の上に圧延で伸ばしまっ平にするからゆがみはなく、透明度も高い代物が製造できる。
 昔のゆらゆらガラスは斜めの角度から見ると、その歪みが実感できるが、写真に撮ると中々難しく、上手く撮れないのだが少しはゆがんで見えると思う。
 大正時代までのガラスはゆがんだガラスが多かったが、それ以後は平らなガラスになっているので、古時計のガラスも時代の変化に敏感に反応している。
 明治のものはゆらゆらが激しく、大正から昭和のものはゆらゆらが少なく、それも実際に見て感覚で覚えないと分からないと思う、しかし最近はゆらゆらガラスは中々手に入らない。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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