2017年10月26日

組み立て会社

    小規模製造


SANY4346.JPG 明治に入り新政府が改暦を行い、日本各地で色々な時計会社が乱立、多くの国産の西洋時計が製造された。
 大手時計製造会社もあれば、家内工業的な中小の小さな会社と様々な西洋時計製造会社が存在した。
 国産の西洋時計を製造する大手の会社、逆に機械だけを買い入れ、小規模の工場で機械を組み立て、市場に送り出す会社も存在した。
 組み立て会社は自分の所で機械やその他の部品を製造せず、すべて部品を買い入れ時計を製造する会社の事です。

 外国製の機械のみ輸入して箱は日本で製造する大手の会社、すべてを買い入れて製造する組み立て会社など、組み立て会社も様々であった。
 明治期、色々な組み立て会社がある中、個人で組み立て販売していた所も、全国各地に多く家内工業として存在していたのである。
 中小の組み立て会社の「下請け」であったり、まったくの個人で組み立てていた所も数多くある。
 下請けは組み立て会社のラベルをはって自分の社名は入らないが、個人で製造している所は自社のラベルに個人名を入れ販売している所も。
 明治期、全国的に見て、この個人名の組み立て時計製造が非常に多かったのが、名古屋地域であった。
 会社と言えるかどうか知らないが、兎に角西洋時計を製造して販売業者に渡SANY4343.JPGして生活していた事は確かである。
 そんな状態で製造された時計が今生存して現れており、古時計蒐集家達が戸惑う原因になっている事は確かである。
 数が少なければ問題ないが、これが意外と多いので出所不明、幽霊時計として現代に存在するからややこしくなる原因となる事も。

 この時計、形や機構も様々で非常に面白い機械やデザイン、とっぴな時計が存在しているから非常に面白い現象になっている。
 大手の西洋時計会社では経営基盤がしっかりとしており、安定した経営を持っとうとして、堅実な西洋時計を製造した。
 しかし弱小の組み立て会社は、自分の生き残りをかけて西洋時計を製造、大手市場に切り込みをかけていたのだ。
  何故そんな事になったのか、理屈はともかく後にして、珍しい西洋時計には替わりは無いのだから、其れは其れで面白いと思う。
 他社では製造しない、ユニークなデザインや機械構造が特殊なもの、そんな楽しい時計を是非見つけ出して時計蒐集を楽しんでもらえればと思います。











posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
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