2010年10月24日

時計の振り子1

     古時計には振り子がつきものである。

 古時計は当然機械時計でありから、振り子が付いているが、この振り子オリジナルかどうか見極めるのも、中々難しく素人の人には非情に分かりずらく、専門家でも詳しい人は少ないようだ。

 明治初期にアメリカから輸入された古時計の中で、大小色々な形の時計があり、又メーカーにより振り子も様々な形をしているが、この振り子がオリジナルであると、直ぐに分かる時計がある。

 其の時計は、アメリカ製イングラハム社の時計であるが、振り子の裏にはイングラハムの振り子と分かるように印が入っているので、オリジナルかどうかの判断が素人にも分かりやすい。

 イングラハム社の掛時計の振り子には、裏側にパテントを取った日付けが記されているから、それが付いていればイングラハムの振り子である証、オリジナルであると思って良い。

 他社にも極まれに刻印が入っている物もあるが数が非常に少ないから、イングラハム社と間違えることは少ないと思われ、又イングラハム社の同じ振り子を2、3個比較してみれば、直ぐに覚えられると思う。

 イングラハム社のように特徴がある振り子であれば、素人でも直ぐに見分けが付くが、明治に輸入された時計の大半は、それであると見分けの付く振り子が少ないから、数多く見て細かく観察するしかない。

 日本製の時計の振り子では、精工舎初期の振り子に特徴があって、それさえ覚えれば初期型と、その後の振り子かどうかを判断する材料に成る部分がある。

 精工舎初期の掛時計の振り子には、2種類の振り子があり、振り玉だけの振り子と両袖に真鍮の棒が付き葉っぱが2つ付く振り子がある。

 振り子を取り外して、見分け方は振り子を裏返して、貝柱のように突起している部分を見ると、突起した部分の形により古いか新しいかが判断出来る。

 貝柱の部分中央が空洞で窪んでいれば新しい振り子であり、窪んでなければ古い振り子であると思って間違いない。

 特徴がハッキリしているから素人にも直ぐに分かるはず、石原町時代の振り子は、すべて貝柱の部分は窪んでいないし、振り玉だけの振り子は特に重く貝柱の部分が確りしているのが特徴であるから、新しいものとは区別できる。




posted by kodokei at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計奮闘記
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