2010年12月08日

続古時計行脚 16

      感傷に浸るどころか腹が空いて食い気ばかり。

 上田に車を進め腹が空いているせいか、やけに遠く感じ中々着かないと思い始め、人間腹が空くと感覚や理性まで失ってしまうのか、我々凡人はと思いつつ、目的地へ。

 1時すぎ無事上田 「かたなや」 到着、店はピークを過ぎたのでさほど混んではいなかったが、やはり店の外で待つこと暫く、思っていたよりも早く店に入れた。

 此処、「かたなや」の蕎麦は非常に特徴のある個性的な蕎麦で有名、先ず品書きを見れば其の特異体質が分かるが、普通の人の感覚と少しかけ離れている。

 その一つ目は蕎麦の硬さにあり、一般的な蕎麦の堅さとは全くの別物、其の硬さは食べてみれば直ぐに分かるが、此処の蕎麦は兎に角良く噛まないと食べれない蕎麦。

 麺は更科蕎麦と思っていると間違いで、太さも更科蕎麦の二倍以上太いし、硬さは倍以上硬い、初めて食べる人は其の硬さに戸惑いながら不思議な顔をして食べている。

 私も始めて食べたときは、茹で方を間違えて早く出したのかと思ったほどであり、自称蕎麦通の私でも「変な蕎麦屋に入ってしまった」と思ったのである。

 しかし、食べ進むにつれて蕎麦本来の味と香りがしてくるから、蕎麦は噛み締めて食べれば、こんなに蕎麦の香りがすることが、分かる硬さであると思い始めるのである。

 そして、もう1つが蕎麦のもりが多い事、初めてのお客は席に着くなり、「ざる蕎麦普通1つ」と注文するのが当たり前、しかし、店員さんが「ざる小にしたら」と、注文した人に告げる。

 「うちは蕎麦の量が多いから食べれませんよ」と忠告してくれるが、殆どの人は「普通でよいです」と、あくまで普通もりを食べたがるのが常である。

 しかし、店員さんが蕎麦の普通盛りを持って現れると、全員が全員、 「目が点になる」 ので、それを常連客は横目で「にそり」と、笑いをこらえて見ているのも又常。

 兎に角、「刀 屋」の量の多さは半端じゃない、普通盛りは他の店の大盛よりもっと多い、だから男でも多分食べれないくらい多いから、とても女性では無理。

 だからと言って、不味い訳が無く蕎麦の「味は一品」、刀屋の蕎麦は実に美味しい、ただし量の多いのと、少し固めであり非常に個性的な蕎麦である事には代わりは無い。

 さて、刀屋の蕎麦を食べて満足、上田の骨董屋を回ることに、馴染みの店3軒を回るも目新しいものは無く、次に行こうとした時友人登場、
「今の店時計が掛かっていた」と大きな声で叫ぶ、しかし道幅も狭く車は止めれないので、近くの駐車場を探すが見当たらなく、少し離れた駐車場に車を止め歩く事にした。

 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計奮闘記
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