2010年12月08日

続古時計行脚 17

      上田市街は道幅が狭く車を止めようとしても止められない。

 結局、大分離れた駐車場に車を止め歩いて店に、店は手芸品が中心で女性向の店、そこに男2人が入って来たので店のおばちゃま、なんだか警戒気味。

 それもうなずけるのは、友人派手な格好をしてしかも雪駄履きであり、他の人から見ればチョット悪に見え、あまり良い雰囲気を出しているとは思えないから。

 それでも客である事には変わりなく、おばちゃま「何か御用ですか」とかん高い声で対応、店には1人女性客が居たが我々の訪問で店を後にして出て行ってしまった。

 そんなに我々は人相が悪いのか、2人で「お前のせいだ」とお互いに擦り合い、其れより時計だとばかり店に掛けてある時計を見に、黒柿のユーハンス、しかも小型で細工が少しあり珍しい形をしている。

 おばちゃまに「この時計わけて欲しい」申し出ると、其れ売り物ではなく可愛いから知人宅から貰ってきたとの答え、そして動かないから修理してもらいたいが、この辺りでは修理してくれる所がないと。

 更に、「動かなくても良いから是非譲って下さい」と更に詰め寄ると、前にもそんなお客さんが着たけど「お断りしました」と、おばちゃま形が好きだから店のお客さんも「良い時計ね」と言ってくれるからと落ちない。

 そこに、別のお客さんが入ってきて、我々がおばちゃんと話している間に入って、「何か揉め事でもあるの」と、割り込んできてしまったので、2人して「そんな風に見えました」と聞けば、「テッキリおばちゃまに詰め寄っていると思った」と言われてしまった。

 端から見れば我々がそんな風に見えてしまうのかとも思い、其のお客さんに実状を説明、とんだ邪魔が入って交渉は出来ず、店主に「又後の機会にします」と言って店を出る。

 車に戻るなり、友人「あんたの風体が怪しいから」と先手を打ってきたが、何時もの事「人のせいに出来るか、自分の格好を見てみろ」と、こちらも逆襲、2人ともお前のせいだと責任を転嫁しつつ車を進める。

 泥仕合をしている間に「真田屋」に到着、この店も随分と古くから訪れている店、主人が時計好きらしく数多くの珍品時計を発掘してきた実績のある店。

 店は二つに分かれていて、以前は地下に時計類は鴨居に掛けてあったが、今は余り時計も多くないが、ユーハンス類が数台掛けてあり、国産の時計は余りないようだ。

 主人に、今の古時計の現状を聞くが、何処も同じ答えが返ってきたので、他の店の情報を聞けば「この辺りでは最近珍しい時計の話を聞いたことがない」と、やっぱり厳しい答え。
posted by kodokei at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計奮闘記
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