2011年01月10日

続古時計行脚 27

ラベル2.jpg      まさか床屋の中に古時計が幾つも掛けてあるとは?


 何時もの事であるが友人、古時計を今までに思いがけないところから発見するが、そんな不思議な能力を持っているのか、今度も余程気を付けていないと絶対に分からない場所。

 そんな場所でも古時計を見つけ出す、友人「超能力者」では無いのかと思うくらい、まさか本当とは思っていないのであるが、度々見つけ出されると不思議でならないのである。

 其れはさて置き、床屋に潜入する事にして中に、店の主人「いらっしゃいませ」と、やけに威勢が良く、逆にこちらは恐縮して「すいません客ではないのですが」と頭を下げる。

 変な男が2人も店に入ってきてので、店主若干引き気味に「何の御用でしょうか」と迷惑顔、こちらは低姿勢に「古時計を見せて下さい」と尚も低姿勢に接する。

 すると店主、警戒していた心が少し解け、「何処から来たの」と問いかけてきたので、名古屋からと言えば、「何故此処が分かったのか」とまた再び問いかけてきた。

 偶然に見つけ、たまらず店に入ってしまったと説明、「時計がそんなに好きか」と云いつつ、時計を見ても良いと許可を貰う、外形だけでは分からないので、早速中を見せて貰う。

 一つ一つ振り子室の扉を開けラベルの確認をしていると、主人「何で振り子室のラベルを見ているのか」と、不思議な顔をして私に又も問いかけてきた。

 何時ものように説明、名古屋で作られた時計を全部蒐集したいので、今日も上田方面から諏訪経由、松本まで来たことを伝えると「何故名古屋の時計を集めるのか」と切り返す。

 私は明治時代、名古屋の時計産業は日本で1番製造され、其の時計を全部蒐集する目的で此処に来たと伝え、そして未だにまだ全部の時計が集まらないことも説明。

 そんな時計談義を私がはじめてしまったので、店主が迷惑するのかと思いきや、此方の不安を見事に打ち消して、店主「家にもまだ10台位あるから見せても云い」と言い出した。

 待ってましたと2人して渡りに船と、店主の後を着いて店の裏の自宅に、そこには10台どころか30台以上あり唖然とする我々を見、店主は「余り沢山あると業者が売れとしつこく付いて回る」、だから見せないだけの事と。

 之は全部振り子室の扉を開けて見ていると時間がかかるので、主だった物だけを物色して、振り子室の扉を開けラベルのチェック、しかし時間がかかる事になる。
posted by kodokei at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計奮闘記
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