2017年09月28日

瀬戸の磁器

      森村組への参画 


 SANY3421.JPG明治初期、瀬戸の磁器は高度の技術を誇っていたが、西洋の洋食器を作るのは大変な苦労を要してのである。
 日本食器と違い、西洋食器の図柄もまた未知数でも有ったようで、色々な図案が試みられたが、完成するまでに至っていなかった。

 当初の森村組の製品は、試行錯誤の段階で、形や形式図柄にしても日本的な感覚と違い、西洋の雰囲気に会うようなものを試作。
 初期の製品を見るに、コバルトの強い発色をした物であり、図柄も日本的な図柄をして、垢抜けた物ではなかったようである。

 例えば初期のものは、日本の食器に手をつけたようなコーヒーカップ、湯飲みを少し崩しただけのコーヒーカップ、SANY3415.JPG
 試行錯誤の様子が良く分かる製品が残されているが、日本人が懸命に西洋食器を作り出そうとする意気込みが感じられる。

 写真は初期のデミタスコーヒー用のカップであるが、何処と無く湯飲みに手を付けただけの様な物に成っている。
 ソーサーも、そりの角度がぎこちなく全体には硬い感覚の物に出来上がっている。

 只現地では異国情緒が出ていて、当時の人達からは好まれたようだ。
 勿論マイセンやフランス物には及ばず、後発の参入となるも珍しさが先行したようだ。
 その後、見違えるように技術が進み、輸出陶器の花形となってゆくことになる。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク
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