2011年04月05日

彫刻

くも.jpg      時 計 の 彫 刻 。

 彫刻とは、物を立体的にあらわす事をさすと、定義ずけられているが、其れが木であったり、石であったり、又それ以外のものに立体的に彫った物である。

 とまあ〜、定義ずけられているらしいが、素人の我々には、年賀状を作るときに彫る版画の板、其れに図柄を描いて彫る事を指す位しか思いつかない。

 あとは仏像くらいであるが、偶々古時計を集めだしてから、ちょくちょく時計の表面に彫が施されたものを見る機会があり、何となく見てすごした。

 しかし時計に彫られた物を、数を見るうちに色々な彫り方が存在し、しだいに興味を持ち始め、改めて見てゆく内に不思議な感覚が芽生えてきたのである。

 何故なのかは分からないが、彫が深く彫られているとか、図柄が良いとか、ハタマタ材質が良いとか色々な興味が湧き、比較対照して見るようになった。

 彫りにも、昔からの作法があるらしく、専門家に言わせると本職が彫った物と、職人が彫った物とは、まったく別の彫刻が出来上がるらしい。

 彫刻を見れば、「彫師が彫った物」と、「素人が彫ったもの」は作法が分かっていない為に、素人のものは直ぐに見分けが付き、そして雑であると。

 特に、雲を彫るには仏教を知らないと彫れないらしく、仏師や社寺を作る宮大工などは、雲の彫りに精通しているとの事。

 この時計の雲の彫り方は、その作法が分かった者が彫った物であるらしく、雲の渦の彫り方が作法どうりに彫られているらしい。
 私には見ても全く分からないが、渦の巻き方は左右に別れ、彫りの段差も決まりがあり、其れらしく彫られた物であるらしい。
彫刻1つとっても、その世界は広く、又厳しい世界でもあるようである。
posted by kodokei at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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