2017年10月11日

堀田版

      モデルは誰 


 SANY4062.JPG時計の版画は江戸時代からあり、その中でも美人画には昔から人気が高かったので、色々な画家が描いているが、やはり第一人者は歌麿であろう。
 歌麿も美人を題材に多くの版画を残しているが、その中には和時計と美人を描いたものも多いし、版画も色々とだして人気を博していたようである。

 その後、豊国もまた美人画を描き、和時計と共に美人も描いているが、豊国の版画は和時計をよりリアルに描いており、歌麿は和時計は付け足しとして描いているに過ぎない。
 其の点、豊国は和時計を全体的に版画の中で主張している事と、細部的に現物に近い和時計の姿を描いて、他の絵師との力量をハッキリと示している。

 現代では伊藤深水が美人画の代表格、その深水もまた時計を題材とした物を製作しているが、芸者姿の美いとう.jpg人は深水の右に出る者は居ないと言われ、その艶やかさは別格である。
 その伊藤深水が、堀田時計の堀田両平氏の要請で製作した版画があり、堀田版と呼ばれ愛好者から熱烈な支持を集め、人気の高い版画となっている。

 写真の版画は、その堀田版であり、鮮やかな色彩と深水にしては珍しく現代的な美人を描いているが、このモデルに付いて色々な噂が飛び交っている。
 題は 「赤と白」 昭和44年製作、堀田両平氏より依頼されて製作されたもの、現代的な美人が描かれているが、このモデルが自分の娘 「朝丘夢路」 であると噂が絶えない。

 当時の夢路は人気絶頂期にあり、話題を誘っていたが真実は藪の中、堀田氏も真相を明らかにしていないので、より論争は過激になり、また別の有名女優の名前も出る始末。
 そんな人気の高い、堀田版の版画、「赤と白」のバランスが新鮮であり、いかにも深水らしい画像構成となっているのは流石であり、論議も呼ぶのも当然の事か。











posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/44956977
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック