2018年04月20日

和蝋燭3

      朱 の 和 蝋 燭 
SANY6458.JPG
 和蝋燭の原料は櫨の実から作られ、之を木蝋と云い不純物のないものが最高とされているが、この木蝋を作るのには大変な根気が必要、櫨の実を井戸水に曝して何度と無く洗い、不純物を取り除いてはじめて木蝋と成る。
 和蝋燭は良い木蝋を手に入れることから始まり、まず蝋燭の芯つくりからイグサに和紙を巻き、その上に真綿で薄く巻く、これが蝋燭の芯となり第一段階。
 次に、その芯に木蝋を暖め物を塗りつけて行くが、これを「ふりかけ」と云い蝋燭作りの初期段階、芯と蝋をなじませ和蝋燭の基礎、次に第二段階の作業に入る。
 「下掛け」と云われ、これから何層にも木蝋を重ね塗りをしてゆく作業に入り、乾いては塗り、乾いては塗りを繰り返す、この時に出きるのが年輪のような渦巻き。SANY0668.JPG

 これが和蝋燭の特徴で、根気な作業から生み出される木蝋の年輪、職人技の見せ所でもある作業、この作業を決められた太さまで行う事。
 次に、「上掛け」と言う化粧の蝋を均等に塗り、表面に化粧を施して見栄え良くする作業、表面のデコボコが無くなり、ツルツル肌に仕上がる。
  その次は「芯だし」と呼ぶ作業、埋もれた芯を切り出す作業であり、この作業が済むと見事な年輪が顔を出し、やっと和蝋燭が完成するのである。
 和蝋燭は昔の尺貫法で呼ばれるから、長さと重さは尺、寸、貫、匁で表されており、若い人にはピンと来ないかも知れないが、これがシキタリだそうである。
 写真は和蝋燭の中でもお祝い事に使用される、目出たい蝋燭、赤の彩色された蝋を上から掛けられ、朱色蝋燭の誕生で普段の蝋燭とちょっと変わって気分もあらたまるもの、そしてもう一つが節句用の和蝋燭がありそれぞれに特徴がある。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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