2017年03月31日

牡丹唐草

      頭  の  飾  り


 SANY0728.JPG時計には色々な飾りが付いているが、その時計を表す重要な部分でもあり、時計製造会社も1番気を使う所でもあるが、その飾りも多種多様。
 特にスリゲル型の時計は外国製の物をモデルとしている事から、その飾りも日本のものとは少し違った形をしていることが多く、これが又異国情緒を演出する。

 時計で目を引く箇所がまず文字盤、当然の事時間を見るために時計が存在しているから、しかし時間は見るのは当たり前ではあるが、時計その物が、当時としては高級な物であり、ましてや舶来品であれば目を引く事は当然の事。
 そのために時計を買い込むときも、時計のデザインが気になることは当然、折角舶来品を買うのであり、良い物を手に入れたいのも人の常、見栄えも重要な要素である。
SANY0226.JPG
しかし、明治の日本の家屋に合う時計はやはり限られた物、余り西洋的なものは好まれなかったようで、日本的なものに人気が集中したことは言うまでもない。
 西洋に憧れはすれど西洋その物では日本人には馴染めなかったようで、日本の時計製造会社はそれを考慮して、和洋折衷の時計をデザインする事になる。
 この様な背景から時計の装飾に最も好まれたものが、古来よりあった牡丹唐草模様、高級感のあるデザインでもあると共に、親しみやすい飾りでもあった。

 元々は古くから和時計の装飾にも使われており、別に新たに作り出したものではない。
 同じ時計のデザインとしボタン唐草の図柄を採用しただけとも思われる。
 SANY0232.JPGそれが西洋時計似合うかどうかは当時の人達が感じた事、色々なデザインを考えた末に、今まで使われていたこの模様を使ったと思われる。

 この牡丹唐草が装飾として西洋時計にも使われるようになり、色々なデザインが生み出されて、時計を飾る事になるが、その彫刻の出来によっては時計の売り上げを左右するまでになる。
 牡丹唐草の彫刻こそ、当時の職人たちが腕を競い合った証であり、多くのスリゲル型の時計に彫られ時計を飾ったことは言うまでもない事だ。
 勿論職人によって図柄は様々、一見ボタン唐草ではないのではと思うものも、それも職人の腕でもあるのだと思う。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク
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