2019年02月18日

雛道具

    よ り 本 物

 雛人形に付いている道具、普通7段飾りであれば、その内2段は道具類が並ぶのがSANY1246.JPG通例、現在では色々な雛壇があり、いちがいに言えない場合もあるが。
 大抵の場合2段が全部道具、その道具も時代により変遷があり、道具も変わってくるものだが、この道具嫁入り道具の見本みたいな物である。
 関東と関西ではこの道具も違いがあり、関東は普通の嫁入り道具、関西の雛道具はお勝手ばで使う道具が主体であったようで、おくどさんと呼ばれる釜戸から炊事道具が中心。
 所によっても雛道具の種類が違う物がつくのも面白く、時代によっても又違い、昔の雛道具と現在の雛道具とも違いがあり、やっぱり時代の変遷を見る思いだ。
 江戸時代の雛道具、特に武家の大名道具はこれまた種類も多く、そして豪華に作られており、一般庶民の雛道具とは質が全然違う物、材質から出来具合も全く違う物である。

 写真の抹茶茶碗と茶せんもその1つ、この雛道具SANY1244.JPG大名の雛道具、茶碗の高台内には楽印が押されており、作者がハッキリと分かる代物である。
 赤の楽茶碗、茶せんは驚く事に120本仕立ての高級品、細い竹を組み合わせて作られており、実際の6分の1の大きさ、写真では比較が無いために大きさが分からないが、抹茶茶碗の大きさは高さ3.5センチ、直径3.5の小さな物。
 茶せんは長さ4センチ、先の太い部分は2センチとこれまた非常に小さな物であるが、写真で見ても本物の抹茶茶碗と茶せんにしか見えないと思う。
 大名道具はやっぱり造りが違う事が分かるもの、実に丁寧に作られてしかも本物の縮小した物、大きな物を作るより小さな物を作る方が余程難しいのではないだろうか。
 それだけ雛道具と言えど大名家の雛道具は格が違う事を示しており、ここにも権威を保つ為に力を入れて作らせた、大名家の威信が隠れているようだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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