2020年03月17日

鼻煙壺

      美 し い 壺
SANY1450.JPG
 戒めの話ですが、もう30数年も前になるのか、ある骨董屋で美しい小さな壷を見つけ、手にとって眺めていたら、店主が「其れはいい物ですよ、目が高い」と話しかけてきた。
 小さな壷の割には迫力があり、何となく見て買うつもりは無かったが、店主にお目が高いと言われてツイツイ買うと言っててしまい、値段を聞かずに「持って帰りますと」返事してしまった。
 その実、この壷がどんな物かも知らず、ましてや値段が高いとも知らずに、「目が高いと褒められ」浮かれていたから、その時は其れを貰って家に帰ってきた。
 早速友人に電話で壷の内容を説明、すると友人「蓋は付いているのか」と言うが、「蓋等ははじめから無い」と答えると、其れはオカシイ「本来は蓋が付いており、それが無いと中身を取り出せない」と言う。

 良く聞けば、「前に香港に行った時見ているはSANY1452.JPGずだ」と友人、そう言えば香港で見たような覚えも、しかしすっかり忘れていたので、これが其の鼻煙壺だとは分からなかった。
 自分では記憶がなく、以前に見ていてもその気がないから覚えがないのだと思う。
 それよりも友人は、「少しくらいおだてられて、好い気になるからだ」と厳しい、確かに其の通りかも知れないが、その時はこの壷の美しさにツイツイ騙された。
 知らない物に手を出すべきではないと、忠告を受けた大先輩の言葉を今頃になって思い出したが後の祭りであり、骨董とは中々難しいものだと改めて思ったもの、知らないものには手を出すな、特に骨董は未知なもの、経験が必要なものだ。
 現在も我家の飾り棚に鎮座するこの壷、黄色いガラスが何とも言えない雰囲気を醸し出している事には変わりなく、高い勉強代であったことの戒めとして置いてある。









 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク
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