2017年02月24日

カレンダー機構

      曜日か日付け


 SANY0238.JPG時計の中でも特殊な物にカレンダーの機構が付いている時計があり、普通の時計とは別の扱いをされ、その数は余り多くは無いが各社が製造した。
 明治期にアメリカから輸入された時計は多く、その中にごく少量のカレンダー機構の付いた時計も輸入されているが、全体の時計からすれば特殊な部類である。
 普通の時計と比べれば当前の事価格も高価、普通の家庭では余り購入されなかったが、一部の支持層に購入され使われたようで、珍しい時計でもあり、注目もされた。

 カレンダーの付いている時計、種類は大きく分けて2通りに分かれる、単体のカレンダー時計と複数のカレンダー時計、単体とは曜日だけのカレンダーが付いている時計。
 複数のカレンダーが付いている時計は、曜日、日付、月、などのカレンダーが複数付いている時計の事、明治初期にはこの様な複数のカレンダーの付いている時計は殆ど輸入されていない。
 主に単体のカレンダー付き、曜日ならばそれだけ1つ付いている物、日付であればそれだけしか付いていない物、この2種類の時計が少量輸入されていたようである。SANY1638.JPG

 普通カレンダーの付いている時計の内部を見ることは余り無いと思う、文字盤の下に隠れている機構は上からでは見えないもの、どの様な仕組みか余り知られていない。
 そもそも、カレンダー機構は別の歯車と組み合わせによって起動するもの、時計製造会社のよってその機構は少しづつ違いはあるが、歯車が三つ余分に付いており、この組み合わせによりカレンダーとして動く仕組み。

 写真は、日付用と曜日用と二種類のカレンダー機構であるが、写真右端の歯車の歯数により、曜日と日付に分かれるもの、歯数の多いものは日付用、歯数の少ないものは曜日用である。
 真ん中の小さな歯車と左の歯車の組み合わせによって、右の歯車が動く仕組み、中央の歯車が2回転すると右の歯車が回転する仕組みになっており、大きく動くのは歯数の少ない曜日カレンダー。
 小さくしか動かないのが日付用のカレンダー、仕組み自体は簡単な仕組みであるが、歯数の組み合わせが問題で、一定の法則によって歯数が決まる。DSCN1835.JPG
 この組み合わせで取り付け位置が時計製造会社により違いがあり、左の歯車の取り付け位置が、上の方であったり、あるいは下の方であったりと位置が違う。

 文字盤が多少違っても、この歯車は同じ物が使用されており、文字盤が大きいからと言って、変わる事は無い。
 8インチ文字盤と10インチ文字盤、カレンダー機構は同じものが使われ、10インチだから大きな機構を使う事はない。
 文字盤に合わせて針の大きさが変わるだけの事、ただ12インチ文字盤のものは例外もある。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
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