2018年09月20日

風鎮

      掛軸には必要

SANY6615.JPG 床の間に掛かる掛軸、その掛軸に必要とされる物に「風鎮」があり、掛軸を風などから痛まないように、掛軸の軸にぶらされて使用するもの。
 風鎮とは、現代人には馴染みの薄い物かもしれないが、床の間に掛ける軸には必要な錘、風やしわから守る為に考え出された錘とも言うべき物である。
 掛軸が中国より渡来するのは、平安時代とされているが、当時は仏教の曼荼羅図を床の間に掛け、儀式用に使用されていたようで、一般庶民には遠い物であった。
 室町時代に入ると、建築様式が変わり、床の間が出来るようになり、この様な形式の建物が多く作られる様になり、床の間に飾る掛軸が必要になる。

 この掛軸の普及により、掛軸を風から守る為に風鎮が作られ、徐々に広まり、やがて掛軸を飾るときには必ず風鎮を下げるようになり、需要とSANY1728.JPG共に風鎮も発達する。
 初めは単に風から掛軸を守る為に作られた、シンプルな風鎮であったが、やがてあちこちで造られるうちに、装飾性の高い物ができるようになる。
 この風鎮、風やしわを伸ばす為に考え出された物だが、その後装飾性の高い物となって行き、季節感のある題材を取り入れ、また其処の主人の趣味や美意識まで敏感に反応する物となって行く。
 風鎮1つ取り上げても、その人の美的感覚が試されると同時に、その場の来客者の心を慰める役目も果たす、重要な演出する物であり、様々な衣装が施され、派手になったのであった。
 写真は、今頃の季節に合わせて使用される風鎮、形も図柄も色々とあり、又産地によっても材質や色彩の違いがあり、季節感と合間って種類が豊富である。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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