2018年08月25日

代用品ガラス

      こんな物まで
SANY2058.JPG
 代用品とは、本来の物とは違って其れに変わる物として作られた物を指す、つまり本来金属で作られた物であるが、金属ではなく別の素材で作られた物を言う。
 昔から代用品は色々な物で作られており、新しい発想ではなく古来より作られてきた物、例えば絹の代わりに紙で作られた着物、金属で作られるはずの物を木製で作られもした。
 この様な物を代用品と言うが、色々なものが多く作られてきた事は確かであり、その時代に必要として作られた物、それられの物は今となっては史料価値の高い歴史の証人でもある。
 其々に作られた物は時代の申し子的存在、作られるべくして作られた物、必要が生んだ副産物とでも言うべきなのか、それらは決して本物より性能が良いはずもない物。
 あくまでも代用品として作られた物、そのため強度や性能は度外視して製造されており、見た目には同じ様に見えても、張りぼてには違いなく代用品なのだ。
 その中でも異質な物が時計の部品であるが、これは昭和の時代より古くから作られており、明治後期には実用新案特許を取得している物もあり、新しく作られた物ではなく複製品である。
SANY2061.JPG
 写真は時計の振り子と渦巻き鈴の台、時計の振り子、明治時代に製造されたものは、もう少し装飾性に優れているが、戦前戦後に作られたガラスや陶器の振り子は装飾性に乏しい。
 それはやはり代用品としての性格上、質素に製造されているためで、其れ自体に装飾性を持たせるために作られていない物、戦争の副産物たる物である。
 まだ時計の振り子は強度的に問題はないが、渦巻き鈴の台は聊か強度的に問題あり、時うちの力に負けて割れる恐れは十分にあると考えられ、何にしてもそれが代用品の宿命であろうか、もろくて消え去って行くから貴重なのかもしれない。

 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
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