2020年06月30日

夏越の払い

      厄払いですSANY7423.JPG
 夏越の払い(水無月払い)と云い、6月30日は夏を迎えての厄払いの儀式をする日ですが、最近は余り知られていないようで、厄払いに行く人も少ないと聴く、この厄払いの儀式、古く701年に大宝律令によって定められた、宮中における儀式、以後1300年に渡って受け継がれてきた儀式であり、現在も続いているもの。
 当時は、毎日洗濯をする風習が無く、この日に新しい物に着替えたと言われているが、新品ではなく夏向きの着物にしたようで、衣替えであったようだ。
 宮中では、国民の健康を願って、「夏越の払い」を行ったとされる重要行事であった由、この時期は季節の変わり目、病を起こす病原菌が多く、多くの人々が流行り病にかかり亡くなった。

 夏越の払いの様子を詠ったものに、「風そよぐ 奈良の小川の夕暮れは 禊ぞ夏のしるしなりける」 とある。

 現在行われている夏越の儀式は、各神社で行われているが、大々的に行わSANY2179.JPGれるのは京都の加茂神社、それは「茅の輪くぐり」と云われ、茅のの大きなワッパを作り、その中を潜り抜け厄を落とす行事である。
 また、この時期和菓子においては、白い外郎の上に小豆をのせた和菓子が作られ、厄除けの和菓子として売り出されるが、これは宮中での氷室の氷に見立てて作られたお菓子。
 一般の人は氷室の氷が食べられるはずも無く、其れを真似て作られた菓子を食べて厄払いをしたようで、現在でも老舗の和菓子屋では、この時期に作られたいる。
 現在我々が6月に入り衣替えをするのも、大宝律令が大いに関係をしている事を、知る人は少ないが、衣替えは殆どの人が一斉にするのも、実に面白い伝統でもある。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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