2018年08月19日

瀬戸のノベルティー

      小さな明かり

SANY2197.JPG 尾張瀬戸で製造された玩具、陶器や磁器で出来た動物や人形、花瓶や壁掛け等色々なものが生産され、海外に出て行ったが日本では余り知られていない。
 ノべルティーのもとは、明治後期に瀬戸で焼かれた金魚や亀、水に浮かべる玩具として開発され、主の東南アジアに輸出され、之が好評を博して評判となる。
 この事が瀬戸のノベルティーを引き上げる材料となり、その後色々なおもちゃが作られる様になるにつれ、その石膏型が急速に進歩する事となる。
 ノベルティーを作るに当たって、一番重要となる物は型であり、石膏で出来た型が重要、当初は簡単な型から作り出されていたが、マイセンの物と比べれば、はるかに劣る物であった。
 その為に試行錯誤して、石膏型が作り出される事に、瀬戸のノベルティーを世界的に発展させた功労者は、この石膏型を作り出した職人である事は間違いない。

 複雑な物を製造しようとすれば、その分石膏型が複雑となることは必定、幾つかのパーツを組み合わせて石膏型を作らなければSANY2200.JPGならず、その開発に心血を注いだ職人たちがいてこそ、瀬戸のノベルティーが存在した。
 この石膏型から生み出された、瀬戸のノベルティーはマイセンと引けを取らない物となり、輸出の花形として戦後の日本の輸出と外貨獲得に貢献をした。
 しかし残念な事に、日本国内に於いては、この瀬戸のノベルティーを知る人は少なく、現存する物も少ない事が、尚更人に知られない原因でもあるが、世界的にはドイツのマイセンと共に人気を博した事は事実であった。
 写真のランプもその1つ、戦後多く作られて海外に輸出された物、人形等の高級品ではなく、あくまでも玩具として製造された大量生産のもの。
 しかし、このランプも現在では見る機会は非常に少なく、大量に製造されていたにも拘らず、日本国内ではやっぱり幻となってしまったようだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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