2017年01月18日

時計の形

      呼 び 名 は



 SANY2170.JPG古時計の呼び名はいろいろとあり、通称で呼ばれている物も多く、普通の人はどんな物であるか分からない呼び名もある。
 よく知られているものに「四つ丸ダルマ」と呼ばれている時計、古時計を愛好している人はよく知っていると思うが、達磨型の時計の事、形がさかさにするとダルマさんに似ている事から。
 日本では四つ丸と呼ばれているが、アメリカでは数字の8に似ている事から「8の字」とも呼ばれているというが、これも形が良く似ているからだと思う。
 そしてこの時計の小型の達磨時計を「姫達磨」と呼ぶ、姫達磨とは小さいと言うものであるが、可愛いと言う例えにも使われる。
 そんな古時計の呼び名、まだ私が古時計を集め出したころの事、古時計の呼び名など知らない時の事だが、業界では面白い呼び方をしていたらしい。
 たとえば「福助型」と呼ばれる時計、普通の八角型の古時計だが、八角型とは呼ばずに福助とか、福助型とか呼んでいた。
SANY0660.JPG 私も最初は何の事などかさっぱり、店主が福助、福助と呼んでいるので、「すいません福助とは何の事ですか」と聞いたら、店主ニヤリと笑い「あんた素人だね」と一言。
 仕方なく「教えてください、素人だから」と言えば、古時計の呼び名で八角型の時計の事」と教えてくれ、他の店に行ったら知らないと言わないようにと教えてもくれた。
 ようは業界用語で八角型の時計を指すらしい、1つ利口になった気分と思えば、立て続けに主人「もう1つの呼び名もあり、雷型とも言う」と付け加えた。
 要するに業界用語で、「福助とか雷とかは八角の時計を指す言葉」と覚えておけとの忠告、ありがたく拝聴して覚える事にしたが、やっぱりその語源が知りたい。
 今一度「何故福助や雷」なのかと聞けば、「俺が分かるわけない」と今度は吐き捨てるような発言、そんな事俺に聞くなとの返事だが、折角其処まで教えたのであれば、最後まで教えて欲しいものだ。
SANY0866.JPG 店主は何時も呼んでいる呼び名であるが、その語源も分からずに業界用語を使っているだけの事、其れを知っているから時計が安く買えるわけでもないが、知らないよりは知っていた方が良い。
 面白いもので古い道具屋さんは、昔から符号でやり取りをする事が多くて、もちろん素人には分からない言葉である。
 業界言葉である事は確かで、色々な業界言葉があるが、骨董業界にもそんな呼び方をする習わしが存在していたのだ。
 店に来る客を知る上でも、業界言葉が通じれば、それは同業者である証、そんな時は当然の事それらしき対応をしているらしい。
 現在では此の呼び方、殆どの人は知らず、業界の人でも此の呼び方をする人は少なくなり、今でもたまにインターネットで此の呼び方の文字を見る事がある位だ。
 それにしても、「八角型を福助とか雷型とか呼んでいた、昔の人達のセンスの良さは、今の人たちには無い良さかも知れないが、これも又時代なのか。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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