2017年11月14日

似たもの

      どちらが先か

 SANY2484.JPG古時計には色々な装飾が施されいてるが、豪華な元の代表と言えるのが七宝、装飾の中でも七宝の施されている時計は高級品に多い。
 貴金属を覗けば七宝は非常に高価な装飾、手間を掛けて装飾された時計には目を見張る七宝技術もあり、当時の人たちが七宝を珍重した事が分かる。
 全般的に言えることだがヨーロッパではフランスが多く時計の装飾として用い、その次は中国であったようだが、この七宝と呼ばれている手法。

 2通りの製造方法があり、中国ものとフランスものとでは違いがあるが、一方は鉱物質の微粉末をふのりで溶き焼き上げる物とエナメル溶液を施して焼き上げる物の2つがある。
 中国ものはSANY2487.JPG鉱物質の微粉末を用い、フランス式はエナメル溶液を用いる技法、どちらも良く似た物に仕上がるが、輝きの違いが出来、透明感のある物は鉱物質の方。

 しかし、中国ものは透明感のない七宝で、日本の七宝は鉱物質で製造されるが、透明感のある七宝が出来、中国七宝との違いが生じる。
 フランスものはエマイユと呼ばれ、何回もエナメルを上から施して焼、複雑な物を製造しているが、スイスものは繊細な描き方をしている。
SANY2489.JPG 写真の時計に施されている七宝、どちらがフランスもので、どちらが日本のものかお分かりだろうか、見た目にもデザイン的にもよく似ており、一般の人には分かり辛いかもしれない。

 写真は一番上が中国もの、その下がフランスもののエマイユ(エナメル)で製造されたもの、一番下の写真が日本の時計に施されている七宝、ドチラも非常に美しいが、透明度に違いがある。
  フランスものはエナメルを何度も重ねて塗り焼いたもの、日本の七宝はガラス質を重ねて焼いたもの、エナメルよりガラス質のほうが透明度が良い。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
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