2018年08月27日

自在吊り

      高 さ 調 整

 SANY3035.JPG先日、我家の孫が長い竹の棒を見つけ遊んでいたが、その後上の孫娘も金具の棒を見つけ、振り回していたので、危ないから私が取り上げた。
 小さい孫は直ぐに竹の棒を捨てて行ってしまったが、上の孫が「おじいちゃんこれなあに」と、私が取り上げた長い金具を指差して、不思議そうな顔をしていた。
 孫たちは床の間の隅においてあったこれを見つけて持って来たが、それが何だか知る由もなく、只遊びの道具としてもって来たに過ぎず、振り回して遊んでいたのだ。
 孫たちが見つけて遊んでいた物は、床の間の掛け軸に使用するもの、通称「自在」と呼ばれている物、床の間の掛け軸を掛けるときに使う道具。
 高さが自由に変えられるように、竹製で金具が上下する仕掛けになっているもの、もう1つは金属製の金具で、これも自由に上下するもの、上の孫が持っていたものは金属製のもの。
 この金属製のものは現在主流になっている由、竹製の物は便利さと値段の高さで金属製に負けている由、孫は金属製で伸び縮みがスムーズな物を不思議に思っていたらしい。

SANY3030.JPG 何故伸びちじみする事が理解できなくて、その上穴だらけであり、やっぱり不思議でならない様子、言葉で言っても理解できないと思い、掛け軸を掛けて見せれば、「何だ、そんな事する物なのか」と目を丸くした。
 現在の家庭では、余り使わなくなってしまった掛け軸、四季折々先立って床の間に飾った物だが、今は床の間も無くなってしまい、子供たちが見る機会も無くなった。
 当然、それが何だかも分かろうはずも無いが、実際に見せてやれば、「何だ、分かった」と直ぐに覚えるものなのだが、それも見る機会も無くなってしまったようだ。
 我家の孫も、其れ以来この自在を見ると、「おじいちゃん、これあそこに掛けるものだよね」と指差して示すようになり、一つ大人になったように思えた。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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