2020年06月21日

木製文字盤

    黒の森製

 SANY3233.JPG郭公時計、日本では鳩時計と呼ばれる時計、この時計の故郷はドイツ南西部の森林地帯、縦長に160キロもの森、樅ノ木が茂る森林地帯、遠方より眺めると黒く見えることから「黒の森」と呼ばれる。
 この「黒の森」が郭公時計の故郷、ヨーロッパの森林地帯であり、木工業が盛んな地方、世界的にも有名な木工の産地、其処で作られている時計が世界で人気を博することになる。
 小鳥の巣箱の様な姿をした時計を作り、動きのある鳥をカラクリのように動かして時報を告げる仕掛け、郭公時計として販売され、カラクリが人気となり販路を広げる。
 技術的には簡単な仕掛け、時計の機械も複雑なものではなく、家内工業的に製造が出来るもの、その為この地域で多くの小さな時計製造所が生まれ郭公時計を製造した。
 基本は木、木材をふんだんに使った時計を製造することを目的とし、ドイツ独自のスタイルを持つと共に、素材を生かした時計を製造することに勤め、其れを現実させた事SANY3236.JPGだ。

 上部の郭公もリアルに再現、文字盤も木製の物を作る事にしたもの、金属や紙などを使う所もあるが、あえて木製の文字盤に拘った、その木製の文字盤、変化をもたらすために中心部をデコボコにした
 文字盤は平面的になりがちになる事を避けた選択、時間を表す数字は白のセルロイドの板をくり貫き、釘で貼り付けることにより、変化をもたせた。
 数字は印刷する事もあり、その方が早く仕上がるが、あえて手で貼り付けることを選んだことで、手造り感を強調した時計に仕上げた事、隣の国スイスでも同じ様な時計が製造されるが、こちらは山小屋風の形をした時計、スイスらしくオルゴールも付いているが、ドイツものとは少し形態が違った時計となる。
 ドイツでは小さな工夫をして出来上がった郭公時計、如何にも手造り感が出ていて、森林国ならではの時計に仕上がり、世界各国にドイツの郭公時計として販売された。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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