2018年06月07日

代用品のボタン

      出きる物なら何でも

 SANY3509.JPG代用品、本来のものが出来なかったり、もしくは無かった場合に、其れと異なったもので肩代わりするものを代用と言う、戦前にいろいろなものが代用品として製造された。
 太平洋戦争により日本の金属不足が続き、軍需用の鉄が不足する有様、各家庭から金属の供出を強制、各家庭からもあらゆる金属を供出させた。
 現在では考えられない物まで代用品が作られ、庶民の生活の中に入り込んで行くことに、今まで金属で製造されていたものが、木や土で製造されることになる。
 最も珍しい物は貨幣であり、国は本気で貨幣も陶器で製造することを決め、清水焼、瀬戸焼、伊万里焼の窯元に、貨幣の製造を命令する。
 終戦間際にこれ等の産地では貨幣を製造、現物は出来上がり発行を待つまでになっていたが、終戦と同時に廃棄処分となり、産地では破砕して地中に埋めた。
 現在では陶器の貨幣はコレクターの推奨の的となり、何処からか出てくるのかコレクターの手元に存在しており、珍品貨幣として蒐集されている。

 今回の陶器のボタンも、この範疇に属した代用品、服SANY3511.JPGのボタンまで陶器で製造され、金属不足をこれ等の代用品でまかなっていたものだが、このボタンもそのような過程で製造されたもの。
 尾張瀬戸で製造された陶器のボタン、上部のボタンは国民学校用として製造されたもの、下のボタンは軍隊用に製造された陶器のボタン。
 ドチラもサクラのマークが入ったボタン、国民学校用のほうが少し大きく、軍隊用は小さくなっているが、取り付け部分にその違いがある。
 軍隊用のボタンは丈夫に出来ており、糸を取り付ける部分も国民学校用より、変化をもたせ激しい動きにも耐えられるように工夫され製造された。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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