2019年04月16日

2つの時計皿

      時代は違えども

 SANY4007.JPG時代時代によって流行するものが違うのは、今も昔も同じ事、その時代にあった流行があるが、同じものを素材として作られたものでも、ヤッパリ時代が出るものになる。
 現代みたいに時計に対する思いと、その当時の時計に対する思いは全く違い、江戸時代には庶民は時計なるものを見たことは殆ど無いといって良い。
 その当時の時計は特権階級か金持ちしかもってない時代、時計そのものを知らないのだが、幕末近くなって西洋との関係が活発化、其れに伴い時計も一気に広まりを見せる事になる。
 そんな流行を敏感に感じ取った庶民、日常に使う皿にも流行を取り入れ、其れを図案化して常に使う皿に取り入れたのであるが、実際に時計を見て描いたかは聊か疑問。

 写真の幕末期の伊万里の皿、中央に和時計の針が描かれているが、実際の和時計に付いている針とは少し違う、しかし雰囲気は出ているから、写真でない絵である事を思うと実に良い、時代の先端を行っている流行ものの皿であり、当時のSANY4010.JPGSANY4009.JPG人にとっては斬新な図柄であったに違いなく、新鮮な気持ちで迎え入れられたと思う。
 もう1つの皿の図案、明治期に製造された庶民の使う皿、この皿は大量生産されたもの、幕末期の皿とは生産量が全く違うものだ。
 少し小さな皿だが、大量に製造された物の証は、印判手と呼ばれる印刷の皿、1個づつ描かれたものではなく、大量に製造するために、版を起こして印刷し其れを貼り付けて製造する皿。
 しかし、この皿には和時計ではなく、当時外国から入ってきた西洋時計の針が描かれており、同じ時計の針でも少し時代が違うと、図柄も違うものとなる。
 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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