2018年08月22日

外国のものなの

      世界に灯りを

 SANY4018.JPG昭和20年代、瀬戸のノベルティーは最盛期を迎えていた頃、ドイツのマイセンと並ぶ精巧な人形が製造されていたが、その数の多さも又類を見ない。
 戦後の日本の輸出の花形として、主にアメリカ向けに輸出され、ドイツのマイセンに変わって、アメリカ市場に広く浸透して、その精巧さに人気を博した。
 初期のものはマイセンに劣っていたが、その後より精巧な石膏型が出来るようになると、瀬戸のノベルティーは飛躍的に進歩、マイセンと肩を並べるまでになる。
 特に人形類は、その精巧さから、アメリカの市場からマイセンを締め出す勢いであったもの、其れを可能にしたのが瀬戸の石膏型、細部にまで成形が出来るように工夫された。
 この石膏型の出現により、瀬戸のノベルティーは飛躍的に向上すると共に、一気に量産体制を確立、アメリカの市場競争に打ち勝つ体制が出来上がった。
 今回紹介する瀬戸のノベリティーの中の一品、電気スタンドですが、この電気スタンドは輸出向けに特別に製造されたもの、非常に丁寧に作られたものです。

 SANY4021.JPGSANY4019.JPG一見ドイツ物のマイセンにしか見えないもの、淡い色彩を使用して高級感を出し、可愛らしい子供の男女がかたどれらた珍しい電気スタンド。
 一番下の台には花が立体的に付けられ、このスタンドを高級なムードに仕上げ、可愛らしさの上に豪華さをプラスした、アメリカ人に好まれるタイプの電気スタンドだ。
 このような形の電気スタンドは、現在日本には残っておらず、このスタンドを見た人は瀬戸で製造された物とは気づかず、殆どの人はマイセンと思う。
 部屋のインタリアとしての存在と、実用的な電気スタンドの両方を供えたものは中々無く、まして可愛らしさがプラスした物は珍品と言えよう。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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