2018年04月11日

円空の顔

      独特の顔

 SANY6812.JPG円空は江戸時代初期の行脚僧、兎に角全国を歩き回り、13万体の仏像を彫りだした僧、常人ではとても出来ないものだが、円空は生涯かけて彫り出した。
 その制作方法は驚くべき速さ、薪を割り鉈で素早く彫り出したと言われるが、実際は多くの蚤を使用したらしく、使い分けて製作したらしい。
 ある仏像の1本の丸太を12体の仏像にしたとも言われ、変幻自在に掘り出した様で、残っている仏像はそれを物語っている。
 現在20000体位現存しており、それも愛知、岐阜に集中しているもの、初期の仏像は30代に製作した物、彫り方は優しい線で作られている。
 40代位から作風が変わりだし、その作風は大胆に彫りだしている物が多くなり、また次第に簡略的になり、躍動感に満ち溢れている物が多くなる。
 この作風の変化は母の死が切っ掛けで、次第に独創的なものとなってゆく切っ掛けと、研究者の間ではそのように言われているとか。
SANY6814.JPG
 確かに円空の仏像は大胆かつ繊細であり、一見誰にでも製作できるように思われがちであるが、その本質をとらまえての仏像製作であり、円空独自のもの。
 そしてこの仏像が個人での所有が多い点にも注目、円空は求められれば製作して仏像を与えたと言われ、その殆どが小さなものが多い。
 個人の仏壇や神棚に祭られている円空仏、大事に扱われて来たのが現像数を伸ばしたものなのか、定かではないが、確かに多く現存する。
 円空の仏像の特徴はかすかな微笑みと云われ、この微笑が人々を虜にする由縁でもあるといわれているが、確かにその微笑みは他の仏像には少ないものかもしれない。

 あたかも鉈1つで彫りだした仏像のようにも見れるが、多くののみを使って彫りだされている事を感じさせないのは、これも円空ならでは。
 写真の仏像や神様も、そうした円空の力量が滲み出ているもの、見る人もこの仏像に引き込まれて行き、虜になってしまうようだ。
 イカツイ仏像も、良く見るとその顔はかすかに微笑を帯びており、人々が親しみやすさを感じるのが分かるような気がする。

 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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