2013年11月04日

何の部品か

      古いものなのか
SANY8374.JPG
 友人が古い部品を持って現れ「これ何の部品なのか、時計の物か」とさし出したが、見て直ぐに分かった事はバラバラの部品だと言う事。

 友人によると廃業した時計屋から出てきたものだと言うが、1つの時計の部品ではなく、何台かの時計の部品である事は間違いない。

 持って来た友人に「これは和時計の部品だ」と云い、何処で見つけてきたのかと尋ねれば、「どこか分からないが箱に入っていた物の1つ」だと言う。

 その時計屋は古くから営業していたのかと訪ねると、昔から同じところで時計屋をやっていたとの事、場所はと聞けば、大津の市内と言う。

 本人に言わせると「この時計屋は昔は時計師と言われた爺さんがいたらしい」と、場所からして和時計を修理した事のある時計屋らしく、その部品が残っていたものと思われる。
SANY8380.JPG
 この部品役に立つのかと友人、彼に言わせると、「持って来てやったのだから役立たせろ」と言う事だが、和時計の部品は1台1台違うから、この部品は使えない。

 役に立つとしたら、分銅くらいのもの、右上の錘みたいな部品、これくらいであとは役に立たないもの、何の部品かと言えば、1番面白いものは真ん中の細長いものだ。

 この部品はおそらく天賦式の尺時計用のもの、それも幕末から明治にかけての最後の方のもの、振り子式の尺時計の振り子だ。

 真鍮製の部品で、分銅型の振り子、この部品は珍しい物だが使い道は無いもの、珍しいのと使える物とは違い、利用価値は無いもの。

 左上の部品は、古い時代の和時計の鐘を鳴らす機構の一部、時計の1番隅にある鐘を打つ槌の部品、大きさからして中型の時計の物。

 櫛状の物は棒天賦で、幕末のものであろうが、試用した形跡が無く、予備の部品なのか、何にしても友人が言う様な使用価値は無い。SANY8392.JPG

 驚かせようとしたことは分かるが、和時計とは難しいもので、同じ部品は無く、1台、1台その時計のためだけに作られたもの、他の時計には合わない。

 それを期待して持って来た友人、折角驚かそうとしたけどつまらない、今度はビックリする物を持ってきてやるから待っていろと減らず口を叩く始末。

 なんだか分からないが、時計屋から出てきたもので古いものだから良い物と思っていたらしい。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計奮闘記
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