2018年10月28日

ネーム入り

      掛時計の鍵
SANY8190.JPG 鍵巻き時計は鍵が必要、鍵が無ければゼンマイを巻くことが出来ないのだが、当然の事を言うなとお叱りを受けるようだが、意味が少し違う。
 鍵が無ければ当然時計は動かないもの、その鍵が今回のテーマー、明治時代に日本に入ってきた時計、この時計に付いてきた鍵、是が主題である。
 アメリカ製の時計には時計製造会社の名前が鍵に刻印されているもので、製造会社の宣伝にも一役買っているが、これがまたステータスのシンボルともなった。
 メーカーの名前が入った鍵は明らかに外国製の鍵、この事がステータスになると言うから面白いもの、明治時代はこんな事でもステータスになるのか。
 舶来信仰が出来上がった日本では、時計の鍵1つにも舶来信仰が生きているのだ、メーカー銘が刻印された鍵、有り難味が伝わって来るのだと言う。
 アメリカ製の時計の鍵、自社の名前が鍵に刻印されているものが多く、イングラハム社、アンソニア社、ニューへブン社、ウォーターベリー社、そしてウェルチ社と社の刻印が押されている。SANY8199.JPG

 この鍵は時計に付いているオリジナルの鍵、その為に時計を買わないと鍵が手に入らなかった明治、ヤッパリ鍵ひとつでも憧れであったようだ。
 この時計の鍵、良く失われており、オリジナルの鍵が付いている時計が少なくなったしまった現在、この刻印がある時計の鍵を探す人も多い。
 せっかく手に入れた時計にオリジナルの鍵がないとは寂しいもの、探せば出てくるので探す人が多く、又其れ目当てに商売している人もある。
 日本の時計製造社は何故か鍵までモデルとしなかったもので、精工舎、林時計、大阪時計、など大手の時計製造社も鍵は共通のものを使用していた。
 無印の製造社の刻印の無い鍵、何故そうなったものなのか不明だが、鍵まで拘らなかったものなのか、それとも鍵が簡単に手に入ったからなのか。
 それにしても単なる鍵1つ、されど鍵1つ、人々がその鍵1つを探して集めるとは、舶来信仰は今もって衰えてはい無いものなのだ。
 写真はアメリカ製の製造所が刻印されたものと、日本製のマークが打たれたものを比較してみたのだが、日本製は文字ではなくマークがあるもの。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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