2017年03月20日

張り子の雛

      特注品

 SANY0651.JPG福島県三春、現在は郡山市の一部高柴となっている地域、三春滝桜でも有名な地、そこに310年前から続くデコ屋敷がある。
 三春駒、三春張子を作り続けて10代目となる橋本家がそのデコ屋敷、もともとは京都の伏見人形をモデルとして、農民が農繁期の副業として始めた。
 高柴子育木馬を魔よけとして作り始め、子供の病退散を願って製造し、庶民に受け入れられて広く信仰されて来た木馬。
 もともと黒色の木馬であったが、9代目の高橋彦治が白色の木馬を造り、人気を博して現在まで作られているが、三春駒である。
 もとは三春駒とは言わず、高柴子育木馬と呼ばれていたが、何時の頃より三春駒と呼ばれる様になったもの、そもそも三春駒とは三春藩の馬を指す言葉。

 そのデコ屋敷に初めて訪れたのが35SANY2453.JPG年も前の事、そこで見かけた三春張子が気にSANY2461.JPG入って、娘のために雛人形を注文したが、直ぐには造って貰えなかった。
 注文品が多くて、直ぐに出来ないと言われて諦めたが、その3年後再び訪れて注文、こちらの希望で享保雛風の張子人形にしてもらった。
 普通の雛人形では三春張子の良さが発揮でSANY0657.JPGきていないと思い、江戸時代の雛人形、しかも享保雛を注文、当時は9代目橋本彦治氏が健在で、此方の注文に応じてもらえた。

 「折角造るのだから、私も力を入れて造り上げたい」と言われ、特別注文の形を取り、此方の意向通りに造り上げてもらった。
 当時、娘たちはこの張子雛を見て「何でこんなに目が釣りあがっているのか」と嫌われたが、現在ではこの雛人形の良さが分かって来たようだ。
 9代目橋本彦治氏が力を入れて造ってくれた享保雛、今も我家で子供たちの成長を見守っていて、ひな祭り近くには出して2月の風にあててやる。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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