2019年02月11日

製造の違い

    金箔と金泥
SANY2657.JPG
 明治期に輸入された西洋時計、一般の家庭に浸透して行くが、1番多く輸入されたのが八角型のボンボン時計、しかし人気の高かったのはダルマ型の時計。
 八角型が普及品であれば、少し高いダルマ型は高級品、そのダルマ型の中でも金ダルマと呼ばれる時計がやはり一番人気であった。
 この時計、アメリカでは八の字とも呼ばれているが、日本ではダルマ型と呼ばれ、縁起の良い時計であった様だが、もう1つの呼び名八の字、つまり末広がりと言う意味にも取れ、やっぱり縁起が良い時計である。
 そのダルマ型の中で金ダルマと呼ばれる時計、この時計に人々は憧れていたよう、人目を引く時計、しかもキンキンラキンの時計は人気も高かった。
 その後、日本でも西洋時計が製造されるようになり、アメリカ時計をモデルとして多くの時計が製造されたが、その中に金ダルマも含まれている。
 人気の高い金ダルマの製造は時計各社にとっても売れ筋、金ダルマの売れ行き如何では売上高にも左右する時計、その為により慎重に製造したものと思われる。

 アメリカ製の金ダルマは「金泥」を用いて製造されているが、日本の金ダルマは「金箔」を用いている点がアメリカ製と異なっている。
SANY4546.JPG 日本にも金泥法は奈良時代に既に入ってきているが、明治期金泥法を使わずに、金箔法を用いた事は何故であろうか。
 当時の時計各社とも同じ様に金箔法を用いて製造しているもので、金泥法を用いて時計を製造した会社は無く、すべてが金箔を用いている点。
 金泥法よりは金箔法のほうがコスト的に安く、又手間も省ける利点があることから、明治期時計に金泥法をもち要らなかった様である。
 アメリカ製の金ダルマをコピーした日本の金ダルマ、しかしその手法は少し違った手法、金泥と金箔との差、日本の金ダルマは金箔で製造、独自のダルマが完成する。
 改めて日本で製造された時計、明治期各社から多くの金ダルマが製造されたが、殆どは金箔手法による金ダルマであった。
 上に写真が日本の金箔で製造された時計、下の時計がアメリカ製の金泥法で作られた金ダルマ、良く似ているが金泥と金箔の違い。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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