2018年06月24日

唐三彩

      友人から電話
SANY5167.JPG
 朝、友人から電話で唐三彩が手に入るが欲しいかと言って来たが、意味が分からないので詳しく聞こうとすると、今忙しいので後でと言って切ってしまった。
 友人、陶器の事など全く理解出来る人ではなく、そんな人物が唐三彩等と言ってきたので、狐に摘まれたような気がしていたが、何故彼が唐三彩なのか。
 不思議でならないのだが、何時もの事で何気なしに口にしただけと思っていたら、翌日又電話で「今日夜居るのか」と聞く、「今日は遅くなるから明日なら居る」と答えた。
 何故だと聞くと「唐三彩の壷が手に入ったからだ」と声を高めに言う、「唐三彩の壷とは何だ」と聞けば、「明日持って行くから」と電話を切ってしまったが、相変わらずセッカチな男だ。
 唐三彩とは聞き捨てなら無いもの、中国陶器の中でも人気な代物、1000年以上前の唐時代の焼き物、釉薬に銅、鉄、コバルト、マンガン等を使用して鮮やかな三彩を絵付けした陶器。

 SANY5182.JPG主に埋葬品の発掘物、特に夫人やらくだ等の動物に人気があり、日本でも唐三彩は高額で取引される代物、そんな唐三彩を何であの男が。
 全く合点が行かないが明日持って来るとの事、彼が持ってくるのを待つしかないと思う、しかしあいつが唐三彩が分かる筈がないのでどんな物なのか興味が湧く。
 翌日、唐三彩らしきものを持って彼が現れ、自慢げに私の前に差し出したものは単なる酒のボトル、そこで頭越しに話をすると彼に気の毒だから少し彼の話を聞く事にした。
 彼いわく「ある人がこれを持っていたが亡くなったので、奥さんがおれに形見として渡してくれた」と言う、彼もこのボトルが唐三彩と信じている様子。
 そして、どうだと言う様な態度で机の上に置く、私が「綺麗なボトルだ」と言うと、ボトルとは何の事と浮かぬ顔、仕方がないから「このボトルは20年位前に地元の酒蔵が造った日本酒のボトル」、そして唐三彩風に仕上げたもの、別に古いものではなく単なる酒瓶だ。
 其れを聞いた友人「唐三彩じゃないのか、瀬戸で造った物なのか」とまだ信用していない様子、仕方がないから、これの出来た経緯まで細かく教え、当時は新聞に載ったとも付け加えたが、彼は知らなかったらしい。

 SANY5186.JPGそれにしても、こんな酒のボトルが有名な唐三彩だと思う友人も友人だが、形見として渡した人も知らなかったとは驚きでもある。
 ソコソコ造られて販売された酒で、高級品であった為に大事にされているのを奥さんが高価な陶器と思っていた由、其れを夫の友人に手渡したもの。
 別に大枚をはたいて買い込んだものではないので、被害があるわけではないが、これを大事に貰って来るのも、甚だ疑問でもある。
 其れくらい友人も瀬戸に住んでいながら陶器の事は全く分からない男、灯台下暗しと言うが、彼は正にこれに当たるかもしれない。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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