2018年10月02日

ニッパ君4

    主人の声



DSCN1109.JPG ニッパ犬、今では犬だけが持て囃されているが、本来はマスコット犬、レコード会社の宣伝犬であるのだが。
 この犬の逸話は色々な方面で話題となっていたらしいが、本来は絵の作者がレコード会社に売りに行った事からだ。
 勿論はじめは飼い犬が、無くなった主人の声が録音されたレコードに耳を傾けていた事から、その姿を描いたものだと言われいる。
 作者は元飼い主の弟、兄が買っていた犬を引き取り、自宅で飼いだしたが、偶々かけたレコードに兄の声が入っていて、それを犬が聞いていたらしい。
 そんな姿がいじらしく思い、描いた絵であると言われ、実は犬が聞いていたレコード、つまり蓄音機が悪かったと言われている。
 蓄音機から聞こえて来る声に聞き入る姿、しかし蓄音機は絵を売りに行った会社のライバル会社の蓄音機であった。DSCN1108.JPG
 そんな事とは知らない本人は、絵を売りに行った、その会社に断れらてしまったとの事、当たり前の事である。
 ライバル会社の描かれたものを売りに来たのだから、その会社が買うはずもないが、後にビクター社が自社の蓄音機を描かせて買い上げたのだ。
 も
 ともと絵描きであった弟は、兄の飼い犬を引き取り、偶々その犬を描いてそれがビクター社に売れただけの事。
 しかし、このニッパ君アメリカに渡り、ビクター社のマスコット犬として人気が一気に出て、店頭に座ることになる。
 ビクター社ははじめは商標としてニッパ君を採用していたが、思わぬ人気が出、キャラクターとして社を挙げて宣伝に努める。
DSCN1110.JPG 陶器でニッパ君を造り、レコード店の店頭で客引きの宣伝物として置く事に、その結果ニッパ君はビクター社の看板となってしまい、絶大の支持を受ける。
 勿論日本にも上陸、1929年日本ビクター社の看板として日本初お目見え、可愛らしい事もあり人気になる。
 アメリカ同様、日本でも陶器のニッパ君を造り、レコード店に配布、店頭でビクター社の宣伝に努めることになる。
 色々な会社で製造されており、多少形の違うニッパ君が存在しており、良く見るると古いニッパ君は体の筋もハッキリと出ている。
 それに引き換え、新しいものは体の筋が無くなり、スッキリとしたものになっているから、よく観察すると良いと思う。
 また色々な記念として最近でも新しいニッパ君が出されているが、やはり昔のものと比べるとスッキリしている。
 少し前の販売店に配布されたものは、そこの店名が金文字で書かれているものがあり、時代測定に一役買うことになる。
 同じように見えるニッパ君、古い時代の物の方が価値があり、同じニッパ君でも新しいものは数も多い。
 写真のニッパ君は古い物であり、60センチ強の大きなもの、店頭に置かれていたものであり、数も少ないものだ。

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2018年10月01日

やっぱりフランス

      同じものを作っても

 SANY4526.JPG時計には鍵が付きもの、ゼンマイ仕掛けの時計はネジを巻かないと動かないもの、そのゼンマイを巻くものが鍵、時計と鍵は付きもの。
 その鍵もあくまでも裏方の役目、本体の時計を補助するためのもの、それが彼等の使命であり、決して表に出ないと言うよりは出れないのだ。
 時計が主役、鍵は黒子、この関係は切っても切れないが、鍵がなければ時計は動かないと、結局は持ちつ持たれつの関係だ。
 そんな鍵、表に出ないから派手なものではなく、地道に裏街道を歩く、しかし時として表に躍り出る鍵も、それがフランスの鍵だ。
 一般に鍵は地味で同じ形物の、しかしフランスの鍵は何処となく違う、どう違うのかは写真を見れば察しはつく、形がユニークなものだ。

 この形の物を他の国が作っているが、やっぱり垢抜けしたものではなく、シンプルな同じ型のものだけ、その点フランス物は個性が表面に滲み出ている。
 一見キャシャのように見える鍵と思われるが、真鍮板をくり貫いてものであるが、強度は申し分無いもの、見た目に弱さうに見えても、実は頑丈に出来ている。SANY4528.JPG
 其処がフランスのデザイン、シンプルのように見えて派手、キャシャのように見えて丈夫、相反するものを上品にまとめ上げる実力の持ち主だ。
 この鍵、フランス枕と証せられている時計の鍵、つまり置時計用の鍵、鍵穴が2つあり、大きな物と小さな物の二刀流だ。
 大きな方は主力のゼンマイを巻くもの、小さな方は針を動かすもの、両方とも鍵巻きには違いないが、2つの鍵を1つにしたようなものだ。

 この様な鍵は他の国も採用しているが、この鍵と比べれば、趣や美しさは比べようがない程のものである。
 同じ鍵でも鉄製の鍵、これもまたお国柄が現われているもので、フランス製のものはやはりセンスが違う様に思える。
 勿論鉄製のものが古い、いかつい鉄で造るものなのでSANY4488.JPG頑丈に造るのかと思えば、実は優美なしあがりになっている。
 同時代に造られたアメリカ製の鍵と比べても、やっぱりフランス物は洗練されているように思え、同じ鍵なのにどこか違うのだ。
 一番下の写真はフランス物とアメリカ物を並べて見たところ、どれがフランス物で、どれがアメリカ物か当てて見て下さい。
 形は同じ様に見えるが、そこはフランス製の鍵、何処と無くセンスの良さがにじみ出ている様に思えるのだが、果たして分かるかな。
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2018年09月30日

セルロイド

      懐かしの玩具

SANY0042.JPG 我々の子供の頃に遊んだ玩具、大体が忘れ去られるか、捨てられるかドチラかであり、大事に保管それている物は少なく、人にもよるが普通は忘れ去られるのが常。
 私達子供の頃に遊んだ玩具、何時の間にか何処にしまい込んだのか、忘れてしまい廃棄処分になっていることが多い、ご他聞にもれず私の玩具もそれだ。
 子供の頃に夢中になって集めた「グリコのおまけ」、この玩具は私も自慢できるもので、その数は大きなブリキの缶に2個ほど集めたが、グリコのおまけは非常に小さくて、数は多くあってもかさばらず、ブリキの缶2個だと凄い数になるのだが。

 このブリキの缶、私が結婚する時に確かに持ってきたはずであったが、その後探したが見つからず諦めていた時、お袋から実家を改築するから、自分の荷物を整理するようにと連絡があった。

 SANY0037.JPGしかし、マタマタその時は用事があって実家に行けず、お袋にかたずけて欲しいと連絡、テッキリかたずけてくれたと思っていたが、なんと廃棄処分されていた。
 お袋は「かたずけて」との事を、廃棄しても良いと勘違い、要らないものとして結局廃棄処分されてしまい、今は無いのだ。
 当時は仕事が忙しくて、お袋から連絡が入って来たが実家には片付けに行けなかったのだ、それが悔やまれてならない。
 子供の頃からグリコのおまけをセッセと集めていたもので、粉ミルクの空き缶に一杯集めていたので、その数は多かった。
 おまけ欲しさにキャラメルは食べず、只おまけだけを集めてミルクの缶に入れ、それが溜まるのを喜んでいたのだ。
 今残っていたらすごい数のおまけの量、自分でも当時自慢していたから、数は多かったもので、残念でならないが後の祭り。SANY1862.JPG
 惜しい事に「グリコのおまけ」は幻と化してしまったのも自分のせい、お袋に一言言っておけばと悔む事しきりである。。
 今思えば、あれだけのグリコのおまけ、素晴らしいコレクションであったと後悔、あの時に取りに行けば良かったものをと、写真の玩具はグリコのおまけとは違い、助かった物の1つ。
 セルロイド製の高さ8センチ位の物、落下傘部隊の隊員の姿をした人形、当時としても珍しい物で、余り多くなかったように記憶している物だ。
 この様な落下傘隊員の姿をした人形は、今では殆ど見られない様になってしまい、貴重な資料としてのセルロイドの玩具、之が残っていてくれ、なつかしいのと嬉しいのと両方であるのだが。
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2018年09月29日

招き猫の日

   福来る

 DSCN1916.JPG9月29日は招き猫の日、語呂合わせで29日は「ふく」とよみ、9は「来る」となり、語呂合わせでこの日が選ばれた様だ。
 瀬戸市では29日、30日招き猫まつりが開催され、今年で23回を数える事になり、全国的にも古い祭りとなっている。
 勿論、瀬戸市では古くから招き猫が造られていたから、それにちなんだ祭りでもあるが、特に参加型祭りとして近年人出が多くなっている。
 近頃では家族ぐるみで参加、思い思いの化粧で猫のスタイルで参加している家族が多く、祭りを楽しんでいるようだ。やっぱり祭りは参加しなければ楽しさは伝わってこないと思う。
 自分たちで盛り上げるから楽しいと思え、押し付けられた祭りでは興味も薄れるものだと、そんな思いの人も多いと聞くが今台風が来ているから心配。
 私もこの祭りに参加して十数年になり、地元ラジオ局のイベントに参加、招き猫の鑑定などしたが、その都度人が増えて来た。
 先週、地元ラジオでこの招き猫祭りの解説をしていた時、当然招き猫発祥の話になり、何時もの解説をしたが何処が発祥かと問われれば不明としか答えられない。
 やはり元は伏見人形であると思われるが、その後全国にこの人形が伝わり自然発生的に生まれたものと思われ、各地元でうちが発祥地と力説している所も多い。
SANY2283.JPG そんな話をしながら瀬戸の招き猫の話を、やはり地元の招き猫が気になるからだが、しかしこれも中々難しいもので何時出来たかハッキリとしない。
 手前みそになるから瀬戸の猫を優先する事はないが、全国的に見ても製造数は多く、現存数も多くコレクターに所蔵されている。
 難しい話は兎も角、この招き猫祭りを楽しんでもらえれば招き猫祭りの意味があると思うし、家族で楽しんでもらえれば一番と思う。
 いわれは兎も角も楽しんでこそ祭り、どんなメイクで参加するかは本人次第、人がどう思うかは気にしない事だ。

 
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2018年09月28日

水滴と花入れ

    そんなに古いのIMG_0013.JPG
 
 古時計愛好家から水滴と花入れに関しての質問で、時計の形をした水滴が明治時代のものと言われているが、そんなに古いのかと。
 色々に形の水滴が存在している事はよく知っているが、明治時代のものとは思わなかったので、そんなに古いものとは知らなかった。
 まして子供たちが使っていたとは全く知らず、あれは単に時計の形を模した置物であると、そんな風に思っていた。
 そして瀬戸と伊万里、九谷でも焼かれていたとは、全く知らず、全部伊万里で焼かれたものと思っていたと言う。
 確かに陶器や磁器は素人では中々見分けが付かないもの、まして明治のものか新しいものなのか、判断は難しい。
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 そして現代に造られた水滴を明治のものと言われ、買い込んでしまったが、何処が違うものなのかと言う事だ。
 明治時代に造られた水滴は実用品であるから、使用され時代がソコソコついているが、現代製造されたものは時代が付いていない。
 付いていたとしても、それは故意に付けられたもの、一目で判断が付くものだが、本物を多く見ないと難しいかも知れない。
 よく言われるのは「本物を多く見る事」それが一番と言われるが、まさにその通りであり、やはり本物を多く見る事だ。  水滴は多く存在しているから、さほど苦労しなくても見る機会は多いと思う、そんな時はじっくりと観察する事だと思う。

 もう一つは花入れ、これは明治のものは少なく、大正時代のものが多く、その裏にはパテントナンバーが付いているから、それを見る事だ。
 大抵のものはパテントナンバーが入っているので分かり易く、入っていないものでも形をよく見れば大正期のものと判断が付く。
 これを見分けるのも、時代のハッキリとしたものを見て、よく観察して、覚える事が大事だと思う。
 何事も騙されないためには、自分の目を鍛える事しか方法はなく、やはり本物を見る目を養う事が大切だと思う。
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